昨日、ピアノを使った指示行動クラスを行いました
先月は「数的理解」に特化しましたので、今月は「お話の記憶」に注目してカリキュラム設定しています。
確認ポイント
・お話をどこまで集中して聴くことができるか?
・内容をどこまで理解できるか?
・お話を覚えたまま順を追って行動していくことができるか?
・取ってつけたような作法ではなく、内面から感じ良く、かつ品良くいられるか?
こういった点に注目してお子さんと向き合いました。
お題①
ピアノが鳴ったら、聞こえてくるリズムに合わせてお部屋をお散歩します。
曲の途中が楽器が鳴ります。
タンブリン→お母さんと手合わせトントン
鈴→うさぎに変身
カスタネット→ケンケンパー
をしましょう。
音楽が聞こえたら動きます。
初めにこのような指示を伝えてスタート。
リトミックの通常レッスンに該当するので、習っているお子さんならクリアできます
ここからが難しい。
お題②
食べ物のカードやマグネットで遊びましょう。
お子様ランチプレートに、お皿に食べ物をのせます。
右上→ブロッコリー、ポテトサラダ、トマトふたつ
左上→みかん、りんご、バナナ、キウイ
下→オムライス、スパゲッティ、とうもろこし、
お皿の右側にはお水の入ったコップをおきます。
はい!始めましょう!
このような感じで一気に伝えた後、頑張って置いてもらいます。
お題③
お皿に晩御飯のメニューを考えて、自分の好きなように置いてみましょう。
👉ここにお子さんの差が出ますね。
・問題を理解しているか?
・おうちでどのような事に気を遣って食事をしているのか?
・ご飯とジュースを一緒に摂るのか?
・指示された「晩御飯」ということを作業中に忘れてしまって、ケーキ、フルーツ、アイスクリームばかりの内容にしてしまっていないか?
・カードを取る時の態度、しぐさ、品。
などなど。
作業を通して個性が見えてきます。
お友達と欲しいカードが重なった場合の交渉能力は?協調性は?
子どもは遊びを通して学びます。
今回の題に関しては、お友達とのお砂遊び、ままごと遊びなどたくさんしてきた子がキラリと光るのかもしれません。
あと、おうちの食事に対する在り方も大事。
子どもが好むものばかり出してはいけないし、彩りや栄養バランスも気にしてほしいし、一緒にお買い物に行って食材に興味を持って会話してほしい。
そんなことをお伝えしたレッスンでした。
続きます~。