学校を選ぶ基準③
共学か別学か
①共学
選ぶ理由
・男女共同参画社会において、別学は社会の実態と合わない。
・別学だと将来、異性との接し方が分からなくなる気がする。
・男女一緒の方が楽しそう。
一例ですが、上記が共学のメリットになり得るのかなと思います。
→考慮すべきこと、デメリット
・男女比にも注目。女子の募集人数を絞り込むことにより、男女の偏差値と合格最低点に大きな乖離がある最難関校・難関校が複数あります。
(ただし、入学時の学力に男女差はあっても卒業時には大差ない場合もあり)
・この人数差と学力差は共学の謳う男女平等に値するのか、各自見極める必要あり。
東京都立高入試では問題になっていますので、
私立中高にも余波が来る可能性があります。(私学助成金が交付されている文科省認定校ですので)
・同性が少ない場合。
お子様の性格や友人関係の築き方を考慮する必要あり。
例えば、
同性でトラブルがおきた場合に逃げ場が少ない。(人によると思われるが)
・男女交際のトラブルがある。
くっ付いた!別れた!拗れた!同性と取り合った!
しょっちゅう見聞きしますね
②別学
選ぶ理由
・無意識のうちに性差にとらわれている現状、別学の方が社会の役割分担、慣習から解放され、個人の個性と能力を伸ばしやすい。
・いろんなタイプの友達がいるので、どの子にも居場所が見つけやすい。
・取り繕わないで済むため、意外とサバサバして風通しが良い。個性を遺憾なく爆発させて、ユニークな子も多い。
・中高生の間は男女交際をなるべく避けさせたい。
・性別に合った学習方法により効率的に学べる。
などが別学のメリットかなと思います。
→こちらも考慮すべき点を考えてみます。
・ある学年まで別学、のち共学という学校もあり。
・性差別を助長しているのでは?という考え
(現状、職域や医学部受験などに性差がある故、その差を感じずに活躍し得る環境を提供する、そのために手厚い教育を行っている、という意見もある)
・異性とのコミニュケーションに戸惑う場合がある(人それぞれ。塾や習い事で充分カバーできる)
・彼氏彼女が出来ない!
(いや、モテる子はモテる。他校の文化祭、紹介、塾友達、色々と。作る気になれば可能…)
・異性の目を気にしないので個性が爆発しすぎ。マニアックな趣味に走ったり、お行儀が悪くなりがち(ごめんなさい、私&周りの知人のことか😅)
デメリットはあまり思い付かなかった…。
まとめ
親が転校でもしなかった限り、自分が経験した共学・別学の学校しか分からないものです。
「○学でなくっちゃ!」というような固定観念に囚われ過ぎず、どちらにも良さがあると思ったほうがいいかもしれません。
どちらを選択したとしてもデメリットは自分で補えばよいのだから。
私自身は伝統的な女子中高校出身でした。
母の代から変わらずいらっしゃった温かな先生方。脈々と受け継がれる伝統や恩恵を受けて育ったことを感謝しています。
大学は共学でした。
初めは戸惑った男子の存在にも数ヶ月で慣れ、和気藹々と過ごしました。普通に結婚もできてます、大学の先輩と(笑)
社会に出て働けば否応なしに揉まれます大丈夫。
勤務する高校は共学です。
生徒は楽しそうですし、共学もまた良きと感じます。
長い人生。
別学か共学か?の差異で人格が決定づけられるとは思い難いです。
共学別学の差だけで学校を選んでしまうと、選択肢が非常に狭まってしまいます。
どちらも調べてから総合的に判断してみるのはいかがでしょうか
次回は校風に関するブログです。
自由型と管理型について考えてみます。