小さい人たちと音楽する時。
「幾つかの眼」を持ちたいと思っている。
・子どもたちの気持ちに立った眼
いま何を感じる?何がしたい?何が好き?出かけに何があって今どんな気持ち?気温や湿度、お腹の空き具合は?眠い?元気?
・指導者としての眼
どのような音楽的要素をもってこれを教えようとするのか? 教育効果は?伝え方、技法は適切か。
・保護者の眼
家でゆっくり出来たであろう日、わざわざここに来てくださった思いは?子への愛情、期待、できるかな?という不安、、言葉がけや接し方から見えるママたちの想い。
私も子の親。揺れる思いや子を思うその深さは痛いほど分かる。。
・場全体をみる眼
レッスンの流れは適切か? 集中している?飽きている? 気が逸れて向こうへ行った子はいる?
・個をみる眼
子ども一人ひとりに対する観察。理解度、集中力、笑顔、不安など。
毎回、感度を上げて臨むので終わるとぐったりしてしまう。
グランドピアノで演奏できる自宅レッスンに比べて、移動やカリキュラムの制限、荷運びの困難さが伴う。
しかしながら、そこに集う善き人たちの前向きな思いに助けられている。みんなの嬉しそうな笑顔に力を与えて頂いている。
子どもたちの興味関心は皆それぞれ異なるが、その差異がまた集団に良い影響を与えてくれるのだろう。
輝くような子どもたちの眼が愛おしい。
スカーフを偶然被ったら、世界が薄黄色に変わった!
目をパチクリさせる小さい子✨
数を知ったあと、同じ数のマグネットを探してみる子たち。
ぐっと集中している真剣な眼差し。
揺れるスカーフ風にを感じたり、数から拍子活動に繋がるような音楽レッスンだが、すこし待つ。
若い時は待てなかった。
今は、毎月実技指導させて頂く多くの保育者さんたちに、待つことの大切さを説くようになった。。
カリキュラムを完遂するより大切な時間がある。
温かい眼と空気感。
体力的に大変だが、やめられない何かがそこがある。