今日は肩にどしっと乗っていた事のお話しです。

我が家に父親が丁稚奉公(判りますか)していた頃の事です。

父は長男でした。小柄でしたので農業を姉夫婦に譲り縫製業を選びました。

近くのお店に奉公に入り足袋、股引、やーさんが昔着ていたダボシャツ、まだまだ

色々縫製してました。その合間に長半纏に刺し子をして、娘が言うのも恥ずかしいですが

素晴らしい物です。

 

 これからの事を考えどうしたら良いのか旧家の方に伺いこれは大変苦労して作られた

半纏です。娘さんにお渡しなさいとのお言葉を頂きながら渡せぬままにしていたら

娘に先立たれて途方に暮れていました。

 娘の引き合わせでしょうか、偶然にも少し前に私の友達にこうなのよと↑の様な会話をして

食事何処に入りましたらその方がいらしってました。

色々会話して娘の亡くなった事半纏をどうしたら?と話しました。

鳥肌が立ってきたわとビックリされて、郷土史料館でお預かりして展示させて頂きます。と。。。。

これで父の刺し子も皆さんに見て頂ると思い肩の荷がおりました。

 

 今日はとても良い日でした。前回お会いした食事何処でまた頂いできました。

とても美味しく一人で思い出に浸かりながら頂いてきました。

  史料館の皆さん宜しくお願いいたします。