気づいたら片想い -Last Episode-5 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

友梨奈さんの告白が終わった後、

私たちは静かにデザートを食べ続けました。

 

玲奈さんは、

いつものように優しく微笑んでいましたが、

その瞳には少しの複雑な感情が

見え隠れしていました。

 

私は、玲奈さんがどんなに強くても、

やはり人間であり、

心が揺れ動くことがあるのだと感じました。

 

未央奈さんと珠理奈さんも、

何も言わずにデザートを口に運んでいました。

 

私たちの間には、

言葉にはできない種類の絆があると

いつも思っていましたが、

今日はその絆が試されているようでした。

 

その日の夕方、

私たちは玲奈さんの部屋を後にしました。

 

友梨奈さんの告白は、

私たちの関係に新たな一章を加えた

 

珠理奈さんは用事があるので

自宅に帰宅したが

未央奈さんは

玲奈さんの住むマンションの部屋から

2つとなりにある私の部屋に来ていた。

 

私たちは部屋の絨毯のしいた床に座りながら

話をしていた。

 

「平手さんは絶妙のタイミングで告白したよね。」

 

未央奈さんは

私が用意したお茶を飲みながら発言した。

 

「絶妙ですか?」

 

「だって、環奈さんに許してもらってたし

玲奈さんも恋愛に対して

壁を作るのをやめたと思うの。」

 

「そうですね・・・友梨奈さんに告白されて、

前向きにならなきゃと発言していましたよね。」

 

「私はもうこのまま4人で

ワイワイやれればと思っていたけど

玲奈さんにいい人ができたら、

今の関係は崩れちゃうよ。

後悔する前に恋愛に前向きになった玲奈さんに

告白すべきと思うの。」

 

「え・・・未央奈さんも告白するんですか?」

 

「うん、そのつもり後悔はしたくないから、

平手さんにまけてられないわ。」

 

未央奈さんは決心したようだ。

 

玲奈さんは私たちにとって、

かけがえのない存在です。

 

玲奈さんがいることで、

私たちの世界はより明るく、希望に満ちています。

 

その彼女が特定の恋人ができたら

もう今の私たちの関係はきっとくずれさる。

 

だったら、私も玲奈さんを失わないように、

もう一度真剣に告白するべきだ

 

でも振られるのが怖い・・・

 

前回告白して振られた時は

友達でいようと言ってくれたが

 

今度はそれでも友達でいてくれるのだろうか・・・・

 

だめだ・・・まだ決断できないよう。