気づいたら片想い -Last Episode-9 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

春は、桜の花が満開に咲き誇る季節だった。

 

珠理奈は、興信所の

名古屋支店長になる内示を受けていた。

 

しかし、彼女の心は揺れていた。

 

一週間前、珠理奈はその内示を受け取った。

名古屋支店は重要なポストであり、

彼女のキャリアにとって大きなステップだった。

 

しかし、玲奈への想いが彼女を引き留めていた。

 

玲奈は珠理奈の親友であり、愛しい人だった。

 

玲奈は珠理奈の成長をいつも応援してくれた。

 

玲奈が

誰よりも彼女の成功を喜ぶことを知っている。

 

何時までも玲奈には

甘えられないと思った珠理奈は

玲奈を呼び出すことに

 

ある日、桜の花びらが風に舞い、

公園で二人は会っていた。

 

ベンチに座り、珠理奈は玲奈に向かって言った。

 

「玲奈ちゃん、私には迷ってるの。

名古屋支店長の内示をもらったけど、

玲奈ちゃんと離れるのが怖いんだ。」

 

玲奈は微笑んで手を握った。

 

「おめでとう。珠理奈、

貴方は素晴らしい仕事をしてきた結果だよ。

私はいつも珠理奈の成長を見守ってきたわ。

名古屋で輝く姿を想像すると、胸が熱くなるよ。」

 

玲奈の言葉に珠理奈は深呼吸した。

 

「ありがとう、玲奈ちゃん・・・・

私は名古屋に行く決心をしたよ。

でも、玲奈ちゃんとの絆は変わらない。

私たちはいつでも友達だよね。」

 

珠理奈の言葉に玲奈は涙をこらえて言った。

 

「そうだよ。珠理奈が名古屋に行っても、

私たちはずっと友達でいるから。」

 

桜の花が舞う中で、二人は約束を交わした。

 

こうして珠理奈は名古屋に旅立つことになった。