長い旅路の終わり 私は今日まで何とか生きてきた。 色々な事を経験して、色々な人に迷惑をかけて。 時には死にたいと心から願って。 でも途中から死にたくないと思えてきた。 それはこのくだらない世の中が今後どうなるのか見届けたいと思ったから。 遠い遠い未来を見たかったから。 先日 小さな小さな赤子をこの手に抱いた。 この子は順調にいけば22世紀まで生きられるんだろうな。 羨ましい。 私はそこには決して行けないから、私の分まで22世紀までを見てきて欲しい。 お願いね。 長生きするんだよ。