次男の受診・20歳を過ぎて行うセルフコントロールと主治医の交代/病院選び | 発達障害一家・5人揃ってアスペ+ADHDだからできること

発達障害一家・5人揃ってアスペ+ADHDだからできること

ADHD+アスペルガー症候群の当事者です

息子たちと旦那も同じ障害を持っていますが
だからこそできること  を大切に。
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こんにちは。猫ママです(/・ω・)/

 

現在、猫家は三男の公立高校一般入試の真っ最中。

昨日、第二志望の学力考査を終え、

月曜に面接、水木に第一志望の学力考査と面接を控えておりますがw

 

先月、

次男が3年ぶりに発達センターを受診しました。

 

次男自身が希望した診察。

本来、発達センターの対象年齢は18歳までで、

次男は対象外ですが、

主治医の配慮で診てもらいました。

 

 

再来週、専門学校を卒業予定の次男。

これまで親の傘の下で守られてきましたが、

社会人になることで「自分で」生活をしていかなければならない

 

という意識はあり、

 

そのために自分を律していかないといけないけれど、

うまくセルフコントロールができず、

平均的に物事(日常生活)をこなすことが難しいことに悩んでいたようで。

 

やらなければいけないことや、

守らないといけないこと、取り組まないといけないこと、

 

維持しなればならないこと…

 

それらを一定のコンディションで行うことができず、

感情の起伏や躁鬱の波が大きくて辛い

 

でも、社会人になって仕事をするということは、

自分の状態とは関係なくやらなければならない。

それが働くということだと思うから。

 

…ということでした。

 

 

まずはこれが、単純に発達障害の特性の範疇か、

病的なものなのかがキーになりますが、

そんなところの判断と、

どちらにせよ、服薬の必要があるか…

 

発達障害の、いわゆる自閉傾向によるところの過敏性や易刺激の範疇か、

ADHDの特性か。

果たしてそれだけの範疇なのか、

 

躁鬱もしくは統合失調症の領域に入り込んできているのか、

それによって対応は変わってきますし、

 

高齢なった主治医…

 

今後のことを考えて、

お元気なうちに相当の相談をして道しるべをいただいておきたいのも事実。

 

 

そもそも継続的にケアしていくには、

心療内科なり精神科なり、

専門的な支援は必要になる時が必ずある。

 

 

その時になっていきなり受診していてはこの人の本質も理解してもらうことは難しく、

求める支援や治療は受けられないだろうとも思います。

 

せっかくここまで必死に紡いできた「安定」

彼は特にデリケートで、ほんの少しのことであっという間に精神疾患に入り込む素質を持っています。

 

主治医の見解も、

「やはり精神科なり心療内科にかかって、

状態を確認しながら今後の生活を見据えてプログラミングし、

適時対処できる体制を作っておいたほうが良いでしょう」

 

とのこと。

 

高校を卒業してからの次男は、

習い事を封印したことでアイデンティティの置き場を見失うことが多くなり、

塞ぎこんだり、はしゃぎすぎたり、

自分をごまかそうとしては壊れそうになり、

また戻り、

 

それでも、

今までとは違うことを何度も突き付けられ、

抗い、もがき、

現実の自分を受け入れようとしたり、

大きく変えようとしたり…

 

その度に、限界点に差しかかってはごまかし、

精神のバランスをとるために本人なりの工夫を積み重ねながら、

様々な変化の中で崩れないように頑張ってきました。

 

家のご飯が食べられないことが続いたり、

家族の時間を持てないことが続くと、大きく崩れるきっかけになる…

 

ことはわかっているので、

夕飯を取り分けて朝食べられるようにしておいたり、

次男がいる休日には、

家族で出かける時間を作ったり、

会えない日が続くと、猫パパが少し遅くまで起きて待っていたり。

 

顔を合わせることができた時には、

少しでも話をちゃんと聞くように。

 

そんなほんの少しの配慮を日常に置いて、

ポイントごとに強化したり、

時には、猫夫婦の体力に合わせて緩めたり…

 

まずい時には自分で振り切って、

すごい距離のランニングをして吹っ飛ばしたり。

 

このやり方は、主治医も褒めてくださり。

そんなやり方を、専門家交えて長期・短期的にきちんとプログラミングしていくことが必要との見解でした。

 

本人の危機感のとおり、

 

社会人となれば自分でやらなくてはいけないことは増えるし、

仕事は感情や状態に関係なくコンスタントに行わなければならないことが増える。

 

そして、親からはいずれ離れなくてはならず、

いずれいなくなってしまうものだから。

 

主治医は、そんな相談を持ち込んだ次男をとても褒めてくださいました。

 

 

結果的に、猫家の判断→

 

①発達障害の研究で有名な大学病院で、改めてしっかり分析してもらい、

そのうえで次男にあった「生き方/過ごし方」を相談してプログラミングしてもらう

 

・発達センターの主治医より、検査結果はもちろん、成育歴や通院・服薬歴など、次男の「これまで」がわかるように資料を作成していただく。

・そのうえで、特性と年齢、生活スタイルなどを考慮して相談していく

 

②薬が必要で、通院頻度が高くなる処方だった場合には、市内の医療機関で薬対応をしてもらう。

 

・処方される薬次第で通院頻度が変わるが、医大は遠いため、多くても3・4か月に一度が現実的。

・あくまで方向性は医大に任せたい。

 

 

主治医とも話したのですが、

日本の現状だと、幼いころから療育を行い、

そのうえで将来設計を立ててセルフコントロールありきの予防策を講じ、

対応や対処法を計画的に考えて実践するような生き方をしている人はとても少なく。

 

どうにもならなくなってから受診する人がほとんどであり、

障がいと「つきあう」という考え方や生き方が浸透していない。

 

するとどうなるかというと、

次男のように明らかな二次障がいがみえなかったり、働いたり学校に通えたりしていると、

「相手にされない」可能性があって、

 

いやいや、これはこれだけのことを積み重ねて、

普段これだけのことを工夫して予防しているから何とかなっているだけで、

一つでも辞めたらあっというまにどん底ですよ が、伝わらない。

 

「たいしたことない」と思われては困るんです。

 

 

なので、あえての医大受診。

 

ひとまず、

今月末の発達センターの受診で主治医に話し、

紹介状や資料の完成に合わせて、医大の予約を取ろうと思います。