Utakata 53 | Sharia×嵐 〜誰も知らない大宮小説〜

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主に『大宮劇場』でお送りしております。

時々、アラシゴトもあるかな。

オトナだけのブログです。
未成年の方はご遠慮くださいまし。。。

おはようございます。

今日は特に何もなし。

なにか、、、お伝えすることあったかな。

午前4時の脳みそでは思いつかない。


わたくしはこれから寝ますが

みなさま、本日も頑張りまっ翔♪♪♪




それでは、スタートです。











Utakata 53








S:智くんはさ、いつも‥‥。





いつの間にか、恋人がいて

いつの間にか別れてるから‥‥って

俺、いつも知らなくってさ。

‥‥なんて。

そんな風に言う、翔くん。




それは、そうだ。




今までは、なんとなく。

付き合いたいって言われて、付き合って。

別れたいって言われて、別れる‥‥。

っていう感じで。


おれ自身も

いつの間にか‥‥って感じだから。



もちろん、ちゃんと。

それなりに、好きだったと思う。

たぶん‥‥。


かわいらしいなって

思うことだって、ちゃんとあったし。


‥‥けど。

和とは全然、違うけど。


和は‥‥なんていうか

ずっと見ていたい。


楽しそうに喋ってる顔も

屈託なく笑う顔も

気持ち良さそうな顔も

‥‥眠っている顔も。


なんか

ずっと見てられると思う。





S:まあさ。


O:‥‥‥。


S:俺に相談なんて、ないんだろうけど。


O:‥‥‥。


S:何かあったら、なんでも言ってよ。


O:‥‥‥うん。


S:俺は応援したいんだよ。


O:んふふっ、ありがと翔くん。


S:もぉ〜///。ま、知らない相手じゃないんだからってこと!


O:ふははっ。





なんか、照れるじゃん!‥‥何て言いながら

またビールを飲み干した翔くんに

おれは笑ってしまった。





S:ま、とりあえずさ。


O:うん。


S:あそこのホテル使ってるなら、会長の部屋使いなよ。


O:‥‥‥え。





年間でお金は払ってるから

使わないと、もったいないよって

翔くんが言う。



会長の部屋って言っても

会長のうちじゃないんだから。




‥‥そっか。





O:そうだよね。


S:そうだよ。智くんは孫なんだし、じーさんが払ってんだから。


O:うん。そうしよっと。


S:お、ほら。俺も役に立ったじゃん。




得意げに笑う翔くんに

おれも一緒に笑った。




役に立つとかじゃなくて

翔くんはいつだって、頼りになるって

おれは思ってるよ。


和は、ちょっとお金のこととか

気にしてたみたいだから

これで、気を使うこともないだろう。



おれは、翔くんに

ありがとうって言うと


すごく照れくさそうに

顔を赤くしながら


やめてよ、もぉ〜。


なんて言って

とにかくビールをぐびぐび飲んでいた。













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