病みツイートするとフォロワーが減る だからこそツイートする | 風間観察日記 2

風間観察日記 2

精神安定剤日記

20110311

震災の時、相も変わらずツイッターをしていた

 

あまりに揺れたので

「揺れて揺れて今」とLUNA SEAってバンドの曲から引用ツイートをした瞬間

ツイートしていられないほどの揺れがアパートを襲った

 

 

猫は驚き家駆け回る状態で

揺れと合わせて目が回りそうだったけど

必死に抑え込み外へと飛び出した

 

 

一瞬世界の終わりは今日かと思った

アスファルトが波打っているのが見えた

電柱も腹筋鍛える棒のやつみたいに横揺れしていた

 

 

「これから一体どうなってしまうんでしょうか…」

 

 

そこで話しかけてきたのは

話したことも無い隣の奥さんだった

 

犬を両手に抱えながら涙をこぼしていた

 

 

初めてのご近所付き合いがこんなことになるとは。

犬と猫の会合は見た目的には可愛かった。

 

 

鳴き合うペットを抱きながら

2人で揺れる街を見ながら立ち尽くしていた

もしもみんな死んでたらこの人とこれから…

 

 

なんてことは特に考えもせず

揺れが収まったらお互い家に帰った

 

 

家に帰るとまた強い揺れが襲った

 

「もうここで一緒に死のう」

猫を抑え込みながら呟いた

 

 

恥ずかしい

悲劇の主人公ぶって。

もっと大変な人がたくさんいたのに。

 

 

 

実際の危機っぽいのに瀕すると

自分の周りのことくらいしか考えられなかった

 

そもそもいつ死んでもいいと思っていたし。

ついに来たかという感じだった。

 

 

 

 

7年後の今日、

町内ラジオで黙祷しようと放送があった

 

自分の周りくらいしか考えられない俺には

 

顔の知らない亡くなった人のことはやっぱりわからなくて

何を祈ればいいのか考えた時

 

とりあえず今 生きててよかったなと思った。

 

 

 

そのことを彼女に話したら

あの頃はあんなに死にたいとか言ってたくせにって言われて

 

 

なんで知ってんだよ

いやでも確かにそうだなと思った

 

 

あの頃に比べたら死にたいと思わなくなった

 

 

思う日はたくさんあるけれど

安定剤で乗り切れるようになったし

忙しくなったこともあるし

今死んだらあの頃より迷惑かけそうだし

 

何より

飽きた

 

 

死にたいって言っても

めんどくさがられるのがほとんどだということがよくわかった

 

関わりたく無いやつと思われることが怖くなった

わかってくれる人にだけわかってもらえればいいじゃ済まなくなった

 

 

死にたいって言ってる自分と

周りの環境に飽きたのかもしれないし

周りに人が増えたのかもしれないし

他人にもっと怯えるようになったのかもしれないし

 

 

もしかしたら

折り合いっていうものをつけたのかもしれない

 

自分の生き方に。

 

 

きっと死ぬまで死にたいんだと思う。

 

 

 

亡くなった人の分も生きる

みたいなことは口裂け男になっても言えないけれど

 

 

死ねずに生きてるからには

楽しめる方向になんとか持っていきたい

 

 

 

悲劇の主人公にはなれない

 

死んでしまった人より悲劇的なわけがないから

 

 

こんなのはせいぜい悲劇の脇役だ

 

 

できることなら

悲劇の舞台からは降りれたらいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PS

 

放送「黙祷」

俺「あの時生きててよかった」

彼女『代わりに自分が死ねばよかったんだ!』

とか言ってた奴がなぁ

主体性がないね。コロコロ変わって。よくないよ。

俺「は?じゃあお前変わんなよ」

彼女「変わんねえし」

俺「じゃあお前、俺のこと好きなの一生変わんなよ!!」

彼女「変わんねえし」

 

 

 

 

眠れなくて眠剤を飲んだら

勢いで上の内容をツイートしてしまったんだけど

(眠剤はまじで記憶なくなるから怖い

こないだ読んでない漫画を読み進めてあってまじで怖かった)

 

目覚めてから内容が気持ち悪くてツイ消ししようか悩んだ

 

 

何が気持ち悪いのか考えたんだけど

多分

 

自分は

自分の幸せを

人に見せてはいけないんだと思ってるみたい

 

 

 

不幸キャラ設定を自分に課してるみたいで

それにも吐き気がした

 

不幸を売り物にしてるのか

なんなんだこいつと思って。

 

 

いろんな教訓というか

戒めとして

ツイートは残しておきたい

 

 

 

気持ち悪い

 

やっぱり死にたくはなった

 

 

生きてくけども。