漫画の持ち込みに行ってきた | 風間観察日記 2

風間観察日記 2

精神安定剤日記

もう5月の話だけどコミティアというイベントに行ってきた

 

同人誌という漫画のイベントなんだけど

二次創作(すでにある漫画から書く漫画みたいなの)禁止で

オリジナルのものだけのイベントということで

刺激になりそうだし行ってみた

 

 

 

けど

 

無理。

 

まともに見れなかった

 

 

バンドマンの物販みたいなもんなんだけど

物販ありますよーとは言わないし

圧力もない

 

 

スタイルとしては

 

ありますよ 無理に売る気ないです

手にとって読んでどうぞ

買いたいならご自由にどうぞ

 

みたいな空気なんだけど

手にとって読んで買わないなんてできない

 

 

試食コーナーで食べまくった後で

 

美味しいねぇとか言いながら去っていく5倍精神力使う

全然読めなかった 何も買えなかったヘタレた

 

 

 

ただ面白いこともあった

 

 

オリジナル本オンリーだからということもあるのか

 

各出版社さんたち、

少年ジャンプやらマガジンやらサンデーやらが

漫画の持ち込み受付けを一角に設けていた

 

 

これはすごい 心踊る

 

バクマンの世界が間近でみれるかもしれない!と思い

覗きに。

 

 

とりあえず、

持ち込みのフリして行ってきた

 

 

少年チャンピオンのブースの中へ。

 

 

前に3人くらい待たされていて

目の前で編集さんが漫画を読んでいた

 

もう総白髪で50歳くらいの人とか

すごい乙女チックな人とか

いろんな人がいた

 

そして

話が丸聞こえだった

 

 

そこで聞こえてきたのは

「これはうちではできないね」

 

という声だった

 

 

 

 

怖い

 

どこの世界だってそうなんだ

 

そこに優しさが介在する余地も必要性もない

 

 

面白いか面白くないか。

売れるか売れないか。

 

本人の生い立ちや性別は関係なく

読んだ人が何を感じるかってことだけなんだろう

 

 

 

いたたまれなくなって

 

というか次に順番がきそうになって

席を離れた

 

 

 

一度や二度三度の否定で折れてたら

表現なんて創作なんてやってられないのはわかるけれど

 

苦労して作ったものが認められない気持ちもわかる

 

自分が世界から否定されるような

そんな気持ちに焼かれる。

 

 

自分さえ良ければ

認められなくてもいい

 

 

趣味ならそれでいい

 

 

でも

売れたい

認められたいと思うなら

 

このハラワタが沸騰するような悔しい思いも抱えて

作り続けるしかないし

感じ続けるしかないんだ

 

 

心が死ぬ前に自分を認められたい。

 

 

 

PS

 

バイト先へ帰ってきて

漫画を書いてる子に持ち込み行かないのか聞いてみた

 

そういうのはいいですって言ってた

 

 

それも正しい選択なんだろうな