消えてなくなるその前に | 風間観察日記 2

風間観察日記 2

精神安定剤日記

親は遠いくらいでいい

 

 

実家に住んでる頃は毎日のように母に怒られていた

理屈の通じない人だったから

話し合いにもケンカにもならない言葉の暴力ばかりだった

 

 

決まり文句は「出ていけ」

 

家を出ていけない子供にとって

そんなパワーワードはないよなと今は思う

 

 

東京に上京すると当たり前だけど

ケンカをすることもなくなった

 

 

 

それでも一度遊びにきた母親と大げんかをした

 

その時の母親のセリフは

「二度と帰ってくるな」だった

 

怒りと悲しみでA4ノートを4ページ真っ黒に塗りつぶした

 

 

今はケンカもしなくなった

親は遠いくらいでちょうどいい

 

 

母が最近連絡してくることと言えば

「山に登るから何かあったらよろしく」

 

くらいだった

 

 

何かあったらどうすればいいかわからないけれど

何かないようにと祈るくらいには

仲が良くなった

 

時間と距離は人間関係を修復するには大事だ

 

 

 

 

先日、母から連絡があった

 

また山かなと思ったら

「人間ドックにひっかかったので何かあったらよろしく」

 

とのことだった

 

 

何かあったらどうすればいいのだろう

 

人間関係も

環境も変わる

 

 

いつまでもこのままってわけにはいかないよな

 

 

もしもその「何か」があった時

同じように音楽を続けていられるんだろうか

同じように生活していけるんだろうか

 

同じではいられない

 

 

もっといろんなことや時間を大事にしないといけない

 

 

何かないと気づかないし

何かあってからじゃ遅いことばかりだ

 

 

 

再検査の結果は明日らしい。