河北新報 夕刊に載りました
 
          御譜代町の魅力発信 仙台の4町内会がHP開設

仙台藩の御譜代町として栄えた仙台市青葉区大町、立町、肴町、元柳町の四つの町内会がホームページ(HP)「御譜代町.com」を共同で開設。住民のブログ(日記風サイト)や昔の地域の写真を載せ、町の魅力を発信している。

HPはトップページと町内会ごとのページの2部構成。ブログは6人の住民がブロガーとして登録され、近くの西公園の夜祭りの様子や穴場の飲食店のメニューを紹介している。書き込みが縁で住民同士が知り合いになることもあり、新たな交流の場になっている。
「写真で見る御譜代町の歴史」のコーナーもあり、大正期の漁協の仮装行列や1960年代の子どもの集合写真など、レトロ感のある15枚の画像を載せている。
ほかにも、町内会の歴史や行事の日程を伝えたり、役員名簿や決算報告を掲載している。
HPの開設は、住民から「世代を超えた情報交換の場が欲しい」という声が上がったのがきっかけ。4町内会の商店やイベント会社が中心となって制作委員会をつくり、市の50万円の助成を受けて7月に開いた。
多くの住民に見てほしいと、6月からは地元の高齢者らを対象にパソコン教室を開催し、インターネットの利用法を教えている。
委員会メンバーで御譜代町まちづくり実行会事務局長の川合清重さん(59)は「ネットを使えば、町内会に入っていないマンションの住民にも地域の情報を伝えることができるし、さまざまな世代の住民との交流が可能になる。将来は回覧板に代わる情報伝達の手段として活用したい」と話している。
                                 2008年08月12日火曜日