御譜代町で鍋まつり「秋の新風物詩に」

新しい鍋まつりを企画した御譜代町商人組合のメンバー
仙台市青葉区大町、立町などの商店でつくる「御譜代町(ごふだいまち)商人組合」は12日、芋煮や鍋料理が一堂にそろう「桜岡大神宮&御譜代町鍋まつり」を初めて開く。桜岡大神宮の秋祭りを大きくし、街を回遊できるように工夫した。仙台の新たな風物詩にしたい考えだ。

会場は青葉区の肴町(さかなまち)公園、市戦災復興記念館、やぶ屋本店、桜岡大神宮の4カ所。芋煮や中華五目鍋、もつ鍋など、和洋中の約20種類の鍋料理が並ぶ。新鮮野菜と海鮮の産直市や津軽三味線演奏があるほか、大神宮のみこしが練り歩く。

祭りのために、商人組合は特製御譜代鍋を考案した。米沢、岩出山と伊達家に従ってきた商人町の歴史をしのび、仙台藩祖伊達政宗に関連した旬の具材を入れる予定だ。

特製鍋担当の高橋信吾さん(38)=大町へそのを店主=は「仙台みそ、岩出山の凍(し)み豆腐を使い、おいしい鍋を作る」と張り切っている。

上村商店の上村修治さん(38)、やぶ屋本店の竹丸武志さん(36)は「御譜代町を歩いて知ってもらい、人々の交流の機会にしたい。お年寄りにも街中で秋の鍋を味わってほしい」と話している。

午前11時から午後3時まで。午後3時からはビンゴ大会が開かれる。鍋3杯が食べられる前売り券(1200円)は商人組合の各店で扱う。当日参加もできる。

連絡先は御譜代町商人組合022(723)5780。

                                 2008年10月10日金曜日

















御譜代町鍋まつり