文章を書くのが苦手だ。
子供の頃から。
夏休み、冬休みの宿題で読書感想文を書かなければならない時は
いかに本の前書きと後書きの文章をつなぎ合わせて、
課題の文字数に仕上げるかで努力していた。
その後、大学入試の2次試験の小論文でも苦労した。
しかし、その後会社に勤め本部の仕事をするようになると
いかに短い文章で簡単な言葉を使って
みんなにわかりやすいように資料を作り説明するのが仕事となった。
大体が箇条書きである。20数文字である。
そんなことを20年以上過ごしてきたため、
元々苦手であった文章を書くことがさらに苦手となった。
数年前に取得した資格の2次試験も論文で、これもかなり苦労した。
はっきり言って今でもなぜ合格できたかわからないくらいに、
文章になっていない論文だったはず。
それほど文章を書くのが苦手で嫌いなのに、
成行きで新聞でエッセイを執筆することになった。
2ケ月に1度、600字。
文章を書くのが好きな人にとってはなんてことない事なんだろうけど
もう数日後に始業式を迎えるのに読書感想文が1文字も書けていないような
焦る気持ちで今から落ち着かない。
引き受けなきゃ良かったなと後悔しているが
引き受けた以上は良い経験だと思って頑張るしかないんだよな。
この年になって宿題を与えられた気分
せめて原稿の締め切りが正月を挟まないでくれることを今から祈るばかりである。