昨日お習字記事をアップしました。
また、piano先生がご主人の書の作品をアップしていたのもあり、嬉しくてなんとなくこんな記事を~ʕ•ٹ•ʔ♩



ヒトコトで『書』と言っても意外と奥が深くその歴史、音楽のそれと似ているなぁ…なんてよく思うこの頃。



よく、お習字教室でお手本を見て様々な字体を書きますが、『楷書』ひとつとってもそれぞれルーツが違います。



ちょっと書道を専門的にかじると…



ピアノでいうところのバッハ、ツェルニー、ブルグミュラー的な?(ハノン的なものはないんですよね…)作品があり、それを『臨書(真似して書く!)』して基本を習得していきます。



ちなみに、『三大家(さんたいか)』と言われる中国で有名な人物がいます。(んー、ピアノで言うとバッハ、モー様、ベト様…って感じ?)


ちなみに以下の3名とそれぞれの作品です。


欧陽詢(おうようじゅん)
『九成宮禮泉銘(きゅうせいきゅうれいせんのめい)』
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虞世南(ぐせいなん)
『孔子廟堂碑(こうしびょうどうのひ)』
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褚遂良(ちょすいりょう)
『雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうのじょ)』
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このように、同じ『楷書』であってもかなりそれぞれ特徴、筆の使い方、トメ、ハネ、ハライなど全く違います!
ワタシは最後の褚遂良が特徴アリで楽しいから好き!
(違いと特徴見出せましたか?笑)



ちなみにこれも『楽譜』のようにそれぞれの『作者、作品』毎に本がちゃーんと販売されております!
そして、出版社もイロイロ~♩笑
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古典から学ぶ人はこういう本をひたすら半紙に臨書するのです。



ホラ、なーんかピアノに似てますよねぇ…?

きっとだんだんアナタも興味が湧いてきた…ハズ⁈
(ピアノ会ならぬ書道会やってみたくありません?w)



そうそう!
余談ですが、展覧会等で展示されている書道の作品。
よく見ると、その作品を書いた人の名前の下に

『ふみぇ  臨』

というように『臨』という文字が書いてあるものがあります。
これは古典の作品を

『ふみぇが臨書しましたよ~』

という意味。

私が昨日アップした自分の作品
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これも草書体ですが、王冠の下の私の名前の下の文字は『臨』ですので、『ふみぇが臨書した作品』ということです。


それに対して名前の下に『書』という文字があった場合。
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この場合は古典の『臨書』ではなく、『創作』という意味合いになります。(この作品はお手本アリなので私の創作にはあらず…ですが笑)



うん!
高校、大学時代の知識を思い返しながら諸々書きましたが…




楽しいっっっ!!٩꒰ಂ❛ ▿❛ಂ꒱۶♡


こうやってひとつひとつこと掘り下げること…
突き詰めていくくと。


やっぱり好きだなぁ。





さて、徒然に書いていくうちに今回は『楷書編』という内容で落ち着きましたが、その他面白い書体がたくさんあるので気が向いたときにまた改めて。






ドロン。