久しぶりの美術館へ足を運びました❣️
“シュルレアリスムと日本”
王道のモネ・ルノワールなどの“印象派”は当然好きですが…
ワタクシ、
シュルレアリスム、大好物❣️
(食べられません)
ダリ、マグリット、デ・キリコ、ポール・デルヴォー etc…
文学でいうと、安倍公房が浮かびます
(大学時代に有名ドコロの『砂の女』を読みました。高校教科書で出会った『赤い繭』の衝撃たるや…)
シュルレアリスムではないですが、、、エッシャー展などもトキメキまくりました
さて。
はじめて足を運んだ美術館。
@板橋区立美術館
新しいのでしょうか。
改装されたばかりなのでしょうか…⁉️
館内もとてもキレイでした
“シュルレアリスムと日本”展
メインビジュアルは、以前東京近代美術館でも会ったことのある浅原清隆《多感な地上》です。
リボンは鳩に、靴は犬に…印象に残っている作品の一つです。
【展覧会解説】
1924年、アンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表して100年。フランスで誕生し詩や思想、絵画に多大な影響を及ぼした芸術運動は、当時の日本の画家たちを魅了した。1920年代後半からシュルレアリスムを先駆的に試みたのは古賀春江や東郷青児、福沢一郎をはじめとする人々であった。1930年代には若い画家や画学生たちがエルンストやダリの作品の影響を受け、表現の幅を広げる。さらに靉光、北脇昇らによる日本のシュルレアリスムを象徴する作品が描かれた。しかし、戦時中にシュルレアリスムは危険思想として監視の対象となるとともに、戦死する画家も現れ、活動は困難を極めた。それでも戦後、その影響は絶えることはなく、山下菊二をはじめとする画家たちは混迷する社会と向き合いながら、日本特有のシュルレアリスムの作品を生み出したのだ。
【展覧会の予習・復習にオススメ】
— 板橋区立美術館 (@itabashi_art_m) 2024年3月8日
イラストレーターの杉全美帆子さんと一緒に「シュルレアリスムと日本」展のミニガイドを作りました!
画家たちの人柄、作品の見どころがイラスト入りでわかりやすい!HPからダウンロードできます。展示室でも配布中!(無くなり次第終了)https://t.co/mjIbhAFl0l pic.twitter.com/FaZSLctGJo
展示作品たち
東郷青児《超現実派の散歩》
SOMPO美術館でお馴染みのコチラ(*´艸`)
また会えました
三岸好太郎《海と射光》
北海道帰省の際に三岸好太郎美術館に足を運んだのが懐かしい。。。
小牧源太郎《民族系譜学》
会場内でも、一際大きく目立つ作品。
この作品の前に居た時に年配の男性に『これはなんでしょう?』と、聞かれました…😅(その後で、学芸員さんにもお声かけて聞いていました😅)
ー海底の岩場にいるのは、大きな目玉に尖った口、蛇腹の胴体の怪異な幼虫のような生き物。
白い管のまわりには羊膜に包まれた胎児。
抜け殻から咲いた深紅の薔薇には、死神を連想させる一匹のカマキリがまとわりついています。
本作は、“日中戦争を民族の系譜学的側面から捉えたもの” であると同時に、小牧の胎内空想が表現されていますーと。(コチラ)
靉光《眼のある風景》
東京近代美術館常設で何度か会ってる作品。
やはり、何度見てもインパクト大です❗️
ミニガイドでも、独自性・不可解度NO.1
渡辺武《風化》
一見色彩も美しいですし、『どこがシュルレアリスム⁉️』と思われますが…。アチコチ《風化》見事にしています。
この作品の奇妙さ・異様さにも引き込まれました。
浜田浜雄《ユパス》
ユパス…ってなんだっけ。。。?と、作品の前で思わず調べました。
「ユパス」とはジャワ島に産する樹木で、毒をもち、この木の上を飛ぶ鳥は即死して落ちると言い伝えられた。画面右よりの岩の上に、このユパスが芽を出している。(参考:コチラより)
堀田操《断章》
一見色彩が本当に美しく引き込まれます。
コチラの作品の静謐さ、美しさの中の異様さがまた不気味…
帰宅後調べてみると…
水木しげる先生の漫画および妖怪画には、その元となる絵の存在がかねてから指摘されていて、この《断章》という作品もそのひとつと。
【使用作品】『古道具屋の怪』 (1966) (参考:コチラ。)
父が買ってきた『ゲゲゲの鬼太郎』愛蔵版が我が家にありましたが、改めて、水木しげる先生の高い描写力を感じずにはいられません。
目を凝らし作品と向き合うと、思わぬ発見があり、そこからメッセージが見えたり、自分の中でストーリーを思い描いたり…と、そういっあ『空想の余白』を与えてくれることがシュルレアリスムの作品の面白さのように感じます。
美しさの中に潜む諧謔性、奇妙さ、異様さ…
それがたまらない、シュルレアリスム展でした(*´艸`)
【本日開会!シュルレアリスム展】本日3月2日(土)より「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」展が開会です。フランスで誕生し、詩や思想、絵画に多大な影響を及ぼした芸術運動・シュルレアリスム。その表現に魅了された日本の画家たちの軌跡を検証します。https://t.co/GN4AV6sYGV pic.twitter.com/knxQV33O4S
— 板橋区立美術館 (@itabashi_art_m) 2024年3月2日
【本日から後期展示スタート】
— 板橋区立美術館 (@itabashi_art_m) 2024年3月25日
3月26日(火)から「シュルレアリスムと日本」展の後期展示がはじまりました!
後期の展示作品はHPの作品リストでご確認ください。展覧会は4月14日(日)までです。お見逃しなく!https://t.co/mjIbhAFSPT pic.twitter.com/Vet9mSRhP3
シュルレアリスムと日本展、4/14までです
記事アレコレ。
⭐️【北村朋幹さん】リスト《巡礼の年》全曲演奏会✨
3時間20分のプログラムを❣️
↓
⭐️【終了式】中1息子の1年のふり返り。
そうそう❣️
美術館の向かいにあるバス停前に…
ヤギ
触りたかったけど、ヤギなる生き物の性格?がわからず、勇気を持てませんでした😅
『ヤギと大悟』好きだったなぁ。。。
そして、美術館から近いコチラで
なかなかのスパイシーなカレー❣️
美味しくいただきました😋♡
久しぶりの美術館訪問を存分に楽しだ1日となりました
今日もお立ち寄り、お読みいただきましてありがとうございました^^
ドロン。