先日、娘から突然びっくりするような質問をされました。


娘:「ママ、どうしてうちからは東京タワーが見えないの?○○ちゃんのおうちからは見えるんだって。」


東京タワーが見えるおうち・・・


きっと、あのあたりにあるタワーマンションのどれか、かつ、○○階以上の○向きに住んでいるんだろうな。


そこのおうちね、上場企業に努めるサラリーマンでも簡単には買えないくらい高いんだよ!


でも、そんなこと、子供には言えない。


私:「○○ちゃんのおうちからは東京タワーが見えるんだ、すごいね!

確かに○○○(娘)のおうちからは東京タワーは見えないけれど、○○は見えるよ」


娘:「でも、このお部屋からは見えないじゃない?お部屋から見えないとつまらないよー!」


私:「そうね、うちは○○階(低層階です)だからお部屋からは見えないけれど、もしも今度引っ越すことがあれば、景色も考えておうちを買おうか!ママ、ここのおうちを買う時に景色までは考えてなかったの。景色の良いお部屋はもう売っていなかったんだよ。」


娘:「うんうん、そうだね!そうするよ。今度引っ越す時は100階だてのおうちを建てよう!」

(↑いつも読んでいる絵本に影響されています。)


咄嗟に出た質問だったので、うまく返せなかったけれど、子供同士でこんなに格差を感じるような会話が繰り広げられていることにびっくり。


私の子供のころは、せいぜい「○○ちゃんのおうちは3階建てなんだって!」(田舎なので殆んどが一戸建ての平屋か2階建てです。今思えば平屋が一番贅沢ですよね)とか、「○○ちゃんのおうち、2段ベット買ったんだって!」とか、「○○ちゃん、お庭でバーベキューしたらしいよ」(田舎なので、みんな庭付きの家に住んでいます)とか、そのくらいの次元だったような気がするんですけどね。


娘の通う保育園のお友達は、毎年海外旅行に行かれるご家庭もあるし、生活に密着したことだと、自動車を持っているかどうかもご家庭ごとに違います。

マンション住まいの方もいれば、一戸建てに住んでいる人もいるし、一戸建てでも庭があるとか、ホームエレベータがあるとか、上をみればきりが無いんですよね。

我が家の場合、決して「お金がないからできない」という訳ではないのですけど、子連れで海外旅行に行ったことはないし、車も持っていない。

(マンションだけど)自宅だけは贅沢をさせてもらっていますが、広さはあるものの、眺望が良いわけではない。

自分たちにとっての優先順位もとに、メリハリつけた支出をしているつもりです。

(娘はお風呂にテレビがあることが唯一の自慢みたいです。。。他人に言うことじゃないよとは言っているんですけどね。)


特に旅行については、ひつじパパがここ数年忙しく、まとまった休みがとれなかったことが実行に移せなかった大きな要因ではあるものの、移動時間や体力を考えたら子供が小さいうちは国内旅行でも十分。

いつかみんなであの国やあの国へ行きたいなぁという野望をもちつつも、無理をして早期に叶えようとは思っていません。


海外旅行は行こうと思えば行けるし、車だって買おうと思えば買えるんです。

目の前の楽しさや快適を追い求めることより、長期的にみて必要になる支出に備えているだけ。

(残念ながら、望むこと全てを叶えられるほどの収入ではありませんから。)

幸い、タクシーは自宅前の大通りに出ればすぐにつかまるし、バスや電車も便利に使える地域なので、車がなくて困るということはありません。(タクシーに乗るのがもったいないように感じることは多いけど、車を買うより低コストと割り切っています)

でも、子供にとっては、こういう格差がコンプレックスになるのではないかと心配なところもあって、少し気がかりになってきました。


東京タワーが望める家はごくごく限られた世界ですから、我が家も!なんてちっとも思っていないけれど、旅行やレジャーは程ほどに楽しみたい。


車を保有している家庭は(私が知る限り)保育園ではたぶん半分以下だけれど、小学校にあがって幼稚園組と一緒になれば、半数以上が持っているのかもしれません。


最近は、無理せず適度にタクシーを使う生活をしていますが、娘は「うちは○色の車が良いな!」と言って、車を催促するようになってきました(汗)


一戸建てで駐車場代がかからないとか、駐車場代が1万円以下なら車を買ってもいいかなって思うのですけれど、うちのマンションは駐車場代が3.5万円/月なので、いまの生活スタイルのままであればタクシーをガンガン使った方が圧倒的に安上がりなんですよね。


お金とのバランスを考えての選択を、幼い子供に理解してもらうのは難しいし、金銭的に困窮しているわけでもないのに「お金がないから」なんてことを言いたくないし、うーん、悩ましい。


うちはうち、よそはよそ。

そんなちっぽけなことで卑屈になることはないし、羨む必要もない。

それだけなのですけれどね。


もうすこし成長すれば状況を理解できることも増えるのでしょうけれど、同じ保育園のお友達だからといっても、みんながみんな同じではないこと、ましてや、小学校に入ればもっと違いが出てくるということを、娘がどうとらえていくのか、適度にフォローしながら親として見守っていきたいと思います。


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図書館で予約していたこの本がやっと届きました!

↓↓↓

ママも頑張っているけれど、子供だって頑張っているんです。

涙なしには読めないシーンもあり、ひつじパパにも読んでもらうことにしました。

仕事を続けることを選択したのは自分自身だけど、子供がいたら仕事をしちゃいけないの?なんて思っていた時期だったので、特に胸に響きました。

ワーキングマザーのみなさんにおススメしたい1冊です。


最早ホラーに近い学童保育終了の壁・・・。
こちらの本も予約してみました。届くのが楽しみ(汗)です。
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