小3長女、3歳次男のきょうだい育児が始まって約3年半経ちました。

 

長男のこともあり、子供に対する思いはとても強くて、子供が元気でいてくれるありがたさを日々感じ、大事に大事に育てているつもりですが、きょうだい育児の想像と現実は、私にとって近いものではありませんでした。

 

長女だけの時は、子供に関することはすべて長女のペース。

習い事も、お出かけ先も、長女のことだけを考えて決めていました。

 

忙しいながらも、勉強するとき・遊ぶとき・のんびりするとき、それぞれに集中したり時間を区切り、大きなストレスなく時間を使えていました。

 

次男が生まれてからは、長女のルーティンなスケジュールの隙間に次男の予定を入れることが基本。

お出かけ先は次男寄りになったり長女寄りになったりと、その時に合わせて組んでいるものの、出先で長女が手持無沙汰にならないよう、長女寄りになることが多いかなと思います。

 

次男の習い事はまだしていませんけれど、これからスタートしたら、時間の配分も長女と調整が必要。

もしも日曜に毎週サッカーとか野球など、丸一日拘束されるようなスポーツ系の習い事を始めたら、家族の休みが合わない事態に発展することもありえます。

 

年の近い兄弟がいるママ友達が、ほぼ同時に兄がサッカー、弟が野球をしたいと言い出し、どちらも毎週日曜に親同伴で丸一日練習があることから、兄に合わせて二人ともサッカーにして習い始めたら、弟が反抗してまったく練習をしないとぼやいていました。。。ご家庭の事情で、同じ時間に別々の習い事をすることが困難であったことは理解できるのですけれど、子供の気持ちを考えると、本当に難しい問題です。

 

我が家の場合、特に平日夜は悩ましい状況で、長女が勉強しているのに隣にいる次男があそぼうとちょっかいを出したり、私が次男と遊んでいると長女が勉強に集中できなかったりと、二人の気持ちややるべきことを同時に尊重できず、てんてこまい。。。やるべきことが終わったらごほうびとして見ているTV(録画したものを再生)も、見たい番組がきょうだいで重ならないことが多くて、長女が我慢して順番を譲ってくれても次男が傍若無人な態度をとり、私の雷が落ちる⚡

 

夫が在宅していれば、私と夫で分担できるのでしょうけれど、夫は激務で毎日深夜帰宅。

外から見ると超ホワイトな勤務先なのですけれど、実情はワークライフバランスって何?という夫の職場。世の中のために、家族のためにと頑張ってくれていることには感謝していますが、体も心配です。

 

私も仕事で忙しいときは、とてもじゃないけれどワンオペ育児が不可能で、両親に泊りがけで来てもらうこともあるのですけれど、祖父母は親の役割は果たせないので、頼りすぎるのは自分の為にも子供のためにもならないことを実感しました。(甘やかしすぎ・・・。)

 

きょうきょうだいがいてくれることで得られる幸せもたくさんありますが、1人育児と2人育児は全然違いました。

 

兄弟の歳が近ければ早くから一緒に遊べたり、習い事も一緒にできたりと効率的な育児ができるかもしれませんけれど、経験された方(あくまで数例です)からはイヤイヤ期がかさなってうつ状態になった、赤ちゃん返りも激しい、卒乳する前に次の妊娠をして強制的に卒乳させるのが忍びなかったとか、大変すぎてかわいい時期に親がイライラしっぱなしだったことを後悔していると聞きました。ある程度大きくなれば、そんなこともあったねとなるのでしょうけれど、経験していない私にはわからない苦労もあるでしょう。

 

最近よく10歳くらい差のあるきょうだいをよくお見掛けするのですが、10歳差はどんな感じなのでしょうね。小学校で、3~4年生まで一人っ子だったお友達にきょうだいができている姿をみかけると、羨ましく思うものの、こんな状況で3人育児をちゃんとこなせるのか、、、想像できない。認可保育園の選考できょうだいがいることによる加点がなくなるので、保活がリスタートで困る(実際に認可保育園に入れず無認可保育園に行っている)という話は聞きましたが、外からみると気持ちに余裕をもって育児されているようにも見えます。

 

我が家のように5歳離れている性別の違うきょうだいですと、一人ずつに合わせた育児ができる、子育てを長く楽しめるというメリットもありますが、長女のように学習面での親のフォローが必要な時期に次男がイヤイヤ期を迎えるという私にとってはなかなか要領を得ることができにくい状況になることも。長女がしっかりさんなので、大変助かっていますが、想像以上に長女にがまんさせるシーンが多くて、申し訳なく思います。

 

次男と長女は基本とても仲良しで、次男は長女が大好きなのに、私がからむと次男の対抗意識が強くて、ママ争奪戦になってしまうんですよね。こうして文字に起こすと幸せな悩みなのですけれど、本人にとっては切実な悩みです。。。。もうすこし次男が成長して、自立してくれば、改善されるのかなとも思うものの、今が頑張り時。

 

きょうだい育児、想像ではもっと上手にできると思っていたのですけれど、現実は甘いことばかりではありません。

 

こうして大変だと思えることは、きょうだいがいるからこそ味わえるとても幸せなことではありますけれど、いつかこんな時期もあったなと思えるよう、今の気持ちをブログに残しておきます。

 

きょうだい育児を経験して改めて感じたことは、一人っ子は決してかわいそうではないということ。

一人っ子だからこそ、十分に手をかけられることもある。

栄養を集めて実を充実させるため、一株に一個しか実ができないように栽培されている千疋屋のメロンのように、大事に育てられている子供もいます。

 

きょうだいがいることで愛情が分散することはありませんが、一人を大事に育てるということもすばらしい選択肢の一つだと思います。少なくとも他人が主観的な固定観念で余計な口出しをすることではありません。

 

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夏休みにみんなであそべるようにと祖父が買ってくれた黒ひげ危機一髪。

きょうだい仲良く遊んでいます。

 

こういった手先を使うレトロなおもちゃは年代を問わずに遊べるので、お盆の帰省やお正月の集まりの時に重宝します。

 

*本日もお読みいただきありがとうございます*