前回の続きです。

 

算数ドリルをせっせと私が解いています。

その理由は、私自身がものすごーーーーく算数が苦手なまま大人になってしまったから。

そして、娘も算数に対して強い苦手意識があるから。




 

思い返すと私が算数につまづいたのは今の娘と同じ小学校3年の頃だったと思います。

1万より大きなゼロのたくさんついた数を見て、何が何だかわからなくなって一気に算数に対する心のシャッターががらがらと閉じた感じを今でも覚えています。

 

小学校から高校までエスカレーター式で良くも悪くも受験がなかったため、算数が苦手なまま成長できてしまいました。

いまどきの面倒見の良い私立のように補習や補講もないし、留年という概念もほとんどない学校でしたので、算数の点数が悪くて毎回親に怒られることと、指定校推薦を狙うとしたら数学が足を引っ張ってしまうということ以外は大きく困りませんでした。

文系科目が好きで得意だったので、大学受験でも希望の私大文系には全く問題なっかたし。

 

そんな感じに大人になってしまったので、娘が高学年になったら算数を教えてあげることはできないだろうと諦めていました。教えられなかったら家庭教師をつければいいか、くらいに思っていました。

 

そんな私に転機が訪れました。

娘が8月に早稲アカのサマーチャレンジテストを試しに受けたのですが、この算数がとても難しかった。

公文と学校以外の勉強をしていない娘が計算以外に歯が立たないのは仕方がないとしても、私が小学校3年生のテスト問題がさっぱりわからない。

答えがわからないのではなく、問題文の意味すらわからない。

一緒に解説授業を聞いても、なお先生の言っていることすらわからない。

 

これはまずい。

娘がこれから中学受験への道を進もうとしているのに、私が3年生のテスト問題がまったくわからないというのは、母親として非常にまずいし、本当に情けない。

 

おそらく生まれて初めて強く「算数を勉強しよう!」と思った瞬間でした。

(やっぱり、自分から勉強しよう、と思い気持ちは大事!)

 

クチコミで評判の良かったZ会のドリルを買い、9月頭から始めました。

もうすぐ終わりそうです。

受験算数の基礎の基礎、と言われているだけあり、解説もわかりやすく、算数最低レベルな私でもどうにか理解ができました。

鶴亀さん、生まれてはじめてできたよー。池の周りの木の本数もやっとわかったよー(小学校時代、どうやってもわからなかったことをすごく覚えています)

理解できると楽しくなって、もっと頑張ろう!!とやる気がわく。そんな好循環になっています。

 

私のそんな姿を見て、娘にも変化がでてきました。

「あれだけ算数は苦手だ、と言っていたママがわかるようになったのだから、私にもできそうな気がするよ!」

(娘の教科書に出てくる「dL」がわからなくて、教えてもらっていたような母だったので。。。)

 

「算数ってわからないと辛いけど、頑張るとちゃんとできるようになって楽しくなるんだよね」

なんてことを娘が言うようになりました。

 

苦手意識ばりばりで逃げ回っていた文章問題のドリルにも自分から取組むようになりました。(教科書レベルの簡単なものですが)

 

もしかしたら、私が算数=苦手、と言っていたことで、娘にも苦手意識を刷り込んでいたのかもしれません(反省・・・)

 

もうこれだけでも私が算数の勉強を始めた甲斐があったというものです!

そして、受験の算数を私がフォローするのは無理だからいずれ家庭教師をと思っていたけど、4年生なら私でもできそうな気がしてきました。これで1ヶ月数万円は節約できるね(笑)

 

おそらく私レベルだとわからない特殊算などもたくさん出てくるだろうけど、娘と同じ問題を一緒に解き、一緒に云々うなってみるのもいいかもしれない。

ママも一緒に解いているというのは多分、娘の励みになるのではと思います。

これはまさしく、「下剋上受験」のパパと一緒ですね。

うん、あんな感じを目指したいですね。