お待たせしました!!!


敦賀蓮氏、誕生日企画(?)


先日よりweb拍手お礼ページにてアップしていたSSを

こちらにてドドーーーンとアップします☆


今日は、彼にとっての最高のバースディになるよう(?)

私としては珍しく、蓮キョで甘ぁ~いお話になっている(でしょう)


皆様も一日、お楽しみくださいませぇ~^^





☆最悪で最高のバースディ☆ 前編 



2月10日


この日は一応、俺、敦賀蓮の誕生日、というやつだ。
でも、今日も一日朝から晩まで仕事が入っているわけで・・・・・・
誕生日だといわれたところで、何もうれしいことはない。


ただ、君と出会ってからは、この日に君に会えるだけで
とてもうれしくなるのは、どうしてなんだろう。

しかし今日一日は、まったく君と会える現場は、どこにも見当たらなかった。




夕方から入った、ドラマの撮影現場で、特大の誕生日ケーキと花束を受け取った。
番組のスタッフが用意してくれたもの。

気持ちはもちろんうれしいのだが・・・・・・
ケーキは、今はちょっと・・・・・・
はっきり言ってしまえば、つらい。


前の雑誌の撮影のときにも、ケーキを出されてしまったのだから・・・・・



「・・・・蓮、大丈夫か??かなり顔が青くなってるぞ??
あまり、無理をするなよ??」



近くで見守っていた社さんが声をかけてくれたおかげか
ケーキは一口だけ食べるだけですんだ。


ほんとに、今日は、胃がつらい。


戻った楽屋では、社さんに胃薬をもらっていたら
ドラマの競演している女優たちが数人やってきて
プレゼントを渡してきた。


「ありがとう^^」


いつもと同様に笑顔でお礼を言っていると、女優の一人が
こんなことを言ってきた。


「敦賀さんはぁ~、撮影の後、どうされるんですかぁ~??
ワタシィ~、敦賀さんの誕生日、一緒にお祝い、したいなぁ~???」


クネクネ腰をくねらせながら、上目遣いで擦り寄ってくるこのコ。

・・・・・ハァーーーーーーーーーーーーーッ・・・・・・・


「申し訳ないけど、今日はこの後まだ仕事が残っているんだ。
気持ちだけありがたく受け取っておくね?」



「イヤァ~~~ン、残念ですぅ~~~」


・・・・・・・ハァ・・・・・・疲れる。


女優さんの機嫌を損ねることなく、誘いを断らないといけないから
紳士たる敦賀蓮で居続けるのは、本当に疲れます。




最後の仕事は、また違う雑誌のインタビュー。
それもそつなくこなし、今日の仕事も終了っ!!!


やっとの思いで帰宅したのだが・・・・・・
鍵はかかっていたけれど、何故か明かりがついている。


・・・・・??


急いでリビングに入ると、そこには
待ちくたびれたのか、ソファで転寝をしている、愛しい君。

最上キョーコがそこに居た。


テーブルを見ると、皿やグラスがセットされていて
今日一緒にご飯を食べるつもりで居たのかな・・・・??


って、もしかして・・・・・・・・・・・


今日、社さんからは、何もプレゼントがなかったから
帰りに車の中で聞いたんだ。


そうしたら・・・・・・


”ちゃんと用意はしてあるぞ??
お前が一番喜びそうなものっ!!!
・・・・・楽しみにしておけよ??”


ニヤニヤしながら言われた言葉に、意味がわからずに
あいまいに返事をしていたのだが・・・・・


これ、かぁ~・・・・・・


思わず顔がにやけてしまう。


・・・・・・・ふぅ。とりあえず、着替えてきてから
最上さんを起こそう、かな??


こう思って、俺は自分の寝室へと入っていった。




「最上さん、最上さん・・・・・??」



着替えてきた俺は、ソファで寝ている最上さんをゆすって起こしていた。



「・・・・・ふぁ・・・・・って、つ・・・敦賀さんっ!!!!
お・・・・お帰りなさい。って、私、寝てました・・・・よね??」



起きたとたん、あわてて大きな声になる、最上さん。
かわいいな、なんて思いながらも



「ただいま。待たせちゃって・・・・・ゴメンね?!」



「い・・・いいえ////遅くなるって聞いてましたから・・・・・・
って、それより、今何時ですか??」



そういって時計を探してキョロキョロしだした最上さん。



「今は・・・・・・11時過ぎ、だね。」



「ハァ~~~、よかったぁ~~~~~。」



「・・・・・・??」



「敦賀さん、お誕生日おめでとうございますっ^^」



ニッコリと笑って言う君は、 ものすごくかわいい。



「・・・・・あ、ありがとう・・・・・//////」



「よかったですっ!!!ちゃんと今日中に敦賀さんに
おめでとうって言えて。
どうしてもちゃんと言いたかったので。」



「そ・・・・・そう・・・・・//////」



「じゃあ、敦賀さん。
時間も遅いですが、せっかくバースデイディナーをご用意したので
一緒に食べませんか??」



そういってソファから立ち上がった君の腕を
俺は思わずつかんでしまった。



「・・・・・敦賀、さん??どうされましたか??」



「・・・・・・・・・・・いい」



「へっ???」



「ディナーは、いらないんだ。」



「で・・・・・でも・・・・・・・・・・」



「今は、ディナーよりも・・・・・・・・・
君が食べたい。」



「なっ!!!!!!!
何を言ってるんですかァァァァァァァァ~~~~~ッ!!!!!!!!!!
は・・・・・・破廉恥ですぅぅぅぅ~~~~~~っ!!!!!!!!!!!」



バッと俺のつかんでいた手を振りほどき
部屋から出て行こうとしたのに
リビングの扉の前でピタッと立ち止まった後に
もう一度、俺の前まで下を向いたまま戻ってきた。


そして、くっと俺の着ていた上の服の裾のほうをつまんで
こういった。



「ディナーを食べていただけたら・・・・・・
私も・・・・・・・食べてもいい・・・・ですよ??」


「・・・・・・・・・・・・えっ???」



「ダメ、ですか・・・・・・??」



チラッと下から俺の顔を覗きみた最上さんの顔は
真っ赤に照れていて・・・・・・・
考えるよりも先に、体が動いてしまっていた。



「・・・・・・・ん・・・・・」



初めて触れた、君の唇は柔らかく
とても・・・・・・甘かった。



・・・・・つづきます





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ただ単に、”君が食べたい”と言わせたいがために

この話が出来ました。


最近、しんみり暗め(?)な話を書くことが多かったので

たまにはよかったのかしら??と思います。


続きは12時間後に、久々の限定記事です^^



そうそう、限定記事、で思い出しましたが

もうすぐこのブログのアメンバー様が

大台の100名に達しそうですっ!!!!


見事、100人目の方には初めて

リクエストをお聞きして、それに似合うような

お話、もしくはイラストをアップしたいと思います。


それでは皆様、今宵の更新もお楽しみにぉ~


限定記事が苦手(?)なので

あまり期待はしないでくださいね。