こんにちは^^ ジュリアです。


久々に、リハビリがてら、短編を更新しようと思います♪


なかなか夜中にPCを立ち上げれなくて

話がかけません。


ストレスたまると、書くんじゃなくって読みに逃げてます。

小説の世界にトリップしちゃうんですよねぇ~。


読者の皆さんなら、きっとわかってもらえると信じて・・・・・


では、以下より短編、どうぞっ!!!!!








熱愛報道っ!!!!  前編




穏やかな朝日を浴びながら、キョーコは朝の支度を整えていた。

早朝先に出て行った同棲中の恋人と、たわいのない会話をしながら

玄関先で見送った後、今日着ていく洋服を考えながら

何気なく付いていたリビングのTVから

ワイドショーのトップニュースが流れ出た。



「なんと、あの人気俳優『敦賀蓮』に

初めての恋のニュースが舞い込んできましたっ!!!!!!」



担当リポーターがいつもより三割増しで力んでいる。


キョーコはその言葉に、耳を疑った。



「・・・・・・・・うそ・・・・・・」



敦賀蓮は、自分の所属している事務所の看板俳優で

尊敬する先輩で、何より・・・・・・・

先ほどまで一緒にすごしていた

愛する同棲相手なのだ。


(・・・・・・・・・私のこと、ばれちゃった、の??)


蓮は、キョーコとの関係を公表しても良いと言っていたが

キョーコは、自分がまだ新人俳優の身であるがため

しばらくは秘密にしておきたかった。


だから、普段からお互いに注意をして

なるべく人目の付かないところで会っていたのに・・・・・



「お相手は・・・・・・

同じ事務所の、後輩の女優さんで・・・・・・」



(・・・・・・・やっぱり、私なんだ・・・・・・・・どうしよう。)


頭がすっかり混乱していたところに

先ほどのリポーターの声が響いた。



「こちらの方ですっ!!!!」



(・・・・・・・・・・・・・・・えっ???)


バーーーーーーンと、TV画面いっぱいに映ったその顔は

キョーコではなく・・・・・・・・

キョーコの親友、琴南奏絵、だった。


(・・・・・ど・・・・・どうして???)



「今回のスクープは

先月末に、二人で食事に行った際に撮られた写真で

仲がよさそうに寄りかかりながら歩く姿がとられています。


店内でも、寄り添うように座りながら二人仲良くお食事をされていたようで・・・・・・」



(どうして・・・・どうして・・・・・・・どうしてぇぇぇっぇぇ~~~~っ!!!!!!!!!)


(だ・・・・だって、モー子さんは

私と蓮のこと知ってたし、一度たりとも蓮のこと

そんな風に見たことなんてなかった。)


(むしろ、嫌ってた?!)


(そ・・・・それに、昨晩だって蓮は・・・・・

いつもどおり、その・・・・・・・・あれ/////だった、わけ・・・・だし・・・・・?!)


顔を真っ赤にしながら、そんなことを考えていたとき・・・・・・


TRRRRR TRRRRR・・・・


携帯が鳴った。


ディスプレイを見てから、電話に出る。



「もしもし」



”あっ!!キョーコちゃん。おはようっ!!!!!”



「おはようございます、社さん。」



”キョーコちゃん、今朝のワイドショー、もう見た?”



「・・・・あっ、はい・・・・・・」



”ちゃんとした説明は後からきちんと蓮にさせるから

今からそこの地下駐車場に事務所から車を出させて

待機させるから、今日はそれに乗って仕事、してくれるかな?”



「・・・・・わかりました」



”じゃ、よろしくねっ!!”



こういうなり、電話はすぐに切れてしまった。


キョーコは大きく息を吐き出し、時計を見ると

もう後数分で家を出ないと仕事に間に合わない時間になっていた。



「とりあえず・・・・・今日の仕事、しなくちゃねっ!!!」



両頬をパンとたたき、気合を入れてキョーコは出かけていった。







その日の午後。

キョーコはドラマ撮影のため、とある局の楽屋で休憩をしていると


バンッ!!!!!


というすごい音をさせながら、すごい形相の男が入ってきた。



「おいっ!!!!!キョーコっ!!!!!!

あれ、何だよっ!!!!!!!!!!!」



顔面蒼白になりながらも、鬼気迫る面持ちで

キョーコの両肩をつかみ、軽くゆすったその男は・・・・・



「・・・・・飛鷹くん・・・・痛いよ・・・・・・」



キョーコの小さなつぶやきも聞こえずに



「なぁっ!!!!お前、奏絵と親友なんだろ??

あの男と付き合ってるのかっ?!」



「・・・・・・・・・・そんなこと、聞いてないわよ・・・・・・・」



「じゃあ・・・・・・・・・・・・・・・・」



「大体、モー子さんとは恋愛話、しないもの。」



(いつも、私ののろけ話を聞いてもらってるだけで

モー子さんの恋愛話は聞いたことなかったなぁ~・・・・・)



「じゃあ・・・・・・この報道は???」



「・・・・・・・・・まだ何も聞いてないから、わかんないの。」



そういうと、両肩におかれていた飛鷹の手が下ろされ

バツの悪そうな顔をしながら



「何か聞いたら・・・・・・俺にも教えてくれない、かな?!」



キョーコは、飛鷹の奏絵に対する思いを

うすうす感づいていたから



「・・・・・・・・わかった。

しばらく、この局で撮影あるよね?!

また・・・・・わかったら楽屋に会いに行く。」



キョーコの言葉に満足したのか、飛鷹は

ニコッと笑いながら



「ありがとう」




そういって、楽屋から立ち去った。


それにしても・・・・・・・・・・・


(そんなにあせるくらいなら、モー子さんに

早く自分の気持ちを伝えれば良いのに・・・・・・)


なぁ~んて思う、キョーコなのであった。







その後、今日の仕事も無事に終わり

後は帰るだけ、というときに・・・・・


TRRRRR TRRRRR・・・・


またもや携帯に着信が・・・・


(あれ?!また・・・・・??)


ディスプレイに表示された名前を見て、不思議に思いながらも電話に出た。



「もしもし?」



”あぁ、キョーコちゃん?!何度もゴメンねぇ~~。”



「いえいえ、今日はもう撮影も終わったので大丈夫ですよ?!」



”(・・・・さすが蓮だな。ちゃんとキョーコちゃんの時間まで

すべて把握しているなんて・・・・)

ちょ・・・ちょうどよかった。

実は、ここ数日は蓮のマンションにレポーターが張り込んでいるといけないから

しばらくキョーコちゃんはホテル暮らしでも・・・・いいかな??”



「・・・・・・・・えっ??」



”・・・・・実は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回の報道、お互いにしばらくノーコメントで通すことになって、ね。

ココで蓮とキョーコちゃんが実は付き合ってるだけではなく

同棲までしていることなんかがばれちゃったら・・・・・”



「・・・・・・・・・・・きつい、です・・・・ね。

で・・・でも・・・・・・・・・・・・・・」



(ホテルで一人で暮らすなんて・・・・・・・・・イヤだな・・・・・・)



”ホントにゴメンッ!!!!!

ホントは蓮からちゃんと話をしなくちゃいけないんだけど・・・・・

ちょっと・・・・・・・・・・・・

実は今は蓮からキョーコちゃんに連絡しちゃいけないことになっちゃってて、さ・・・・・

琴南さんからも、連絡、ないでしょ?!


実は、あの二人・・・・・・・・・・・”



社さんが、思いのほか間を空けるから

私はその間、よからぬ妄想をしてしまった。



(本当は、影で付き合ってる)


とか


(密かに想いあってた)


とか


(実はおなかの中に・・・・・)


とかだったら、


ど・・・・・・・・どうしよぉぉぉぉぉ~~~~~っ!!!!!!!!!!!!!!!!





後編へ、つづく








web拍手始めました♪







今回は、蓮×キョで、キョーコ以外と蓮が熱愛報道をされちゃったら

という話を、なんとなく書いてみたいなぁ~と思って

書いてみましたw


何気にキョーコちゃん、めちゃ蓮LOVEじゃないですか?!


そして書いていたら少し長くなってしまったので

前後編に分けました。


後編に、今回の創造の原因がわかります。



後編は、また夕方にでも。


お楽しみに^^