ヤベぇ…。



深夜丑三つ刻、大阪は千日前の、“河童ラーメン”へ行ってきたのである。



一月前ぐらいに此処のラーメンはイケてると教えてもらい、半信半疑で食べたところ…



シャレにならんぐらいハマってしまい…



毎週欠かさず通っていたのである。



店員さんは皆、腕の先まで刺青が入ってたり激しく気合が入っているのだが、その“味”もまた筋金入り。



細麺の『背脂系醤油ラーメン』はすっきりとしているのにコクがあり、焦し油が香ばしい香りを奏でているのだ。





おいしいラーメン屋があまり無かった…つか知らなかった事もあって、もともとあんまりラーメンは好きではない。



ウメダは関西テレビ横の『黒豚ラーメン』、東通の『まんねん』ぐらいしか行かないさくらくんにとって、かなりの革命である。



とにかく、『美味い』のである。



激しくハラが減っていたので、黒河童ラーメン煮卵いりと、チャーシューメシ、から揚げをオーダーする。



とにかくガフガフ食っていると、最近ずっと通ってくれてますよね?



と、閉店間際もあってと思うが、『天むす』をサービスしてもらった。




…食べれなかったら残してもらって全然いぃんで。



何を仰いますッ!!



漢、櫻此処に在り。



左様なお心使いを頂いておきながら残すなど、何故できましょうか!?






反吐を吐いても完食致しますともッ!!




…。



ま、結果論として、フツーにぺろぉ~~んと全部平らげてしまった訳なのだが。



そして、まだオナカが重い。



誰か…。



胃薬ぷりーず…。



ま、グルメリポートはこの辺までにしといて、やっとこせ、9/5の出順が決まりました。



昨日も乗っけたけど、しつこくてごめんね。



9/5 OSAKA HOLIDAY


OPEN18:00 START18:30


ADV¥2000- DOOR¥2500-(D別¥600-)



Shfft


愛飴羅


再殺旅団



~我らが再殺旅団は6:30オンステージです。ま~ぶっちゃけ一発目なんで、ひとつ会場でも温めさせて頂きます。



今日もひとつ歌詞乗っけときま~す。


コーラスはないけど、激しい歌モノなんで、それぞれの思いで楽しんで貰えたら嬉しいです。





愛と幻想のファシズム


作曲:櫻 作詞:櫻 編曲:再殺旅団



愛しさも、哀しみも全て捨て去れ。


そして“引き金”を引け。


思い出も、髪に触れた優しさも全て、


“鉛の闇”に、置いて逝け。



…ねぇ、覚えてる?


セミの声を聞きながら、


伝う汗も忘れて繋いだ、


『指と指』。



僕は、朝靄を挟んで銃を向ける、


彼女に二度、引き金を絞った。


血塗れになりながら、


天を、仰いだ…



~まだ日本が平和だった頃、学生だった僕はいつだって彼女と、愛し合っていた。


『自由』を語る彼女と、


『未来』を語る僕はいつも抱き合い、


そして、手を繋いでいた。


やがて日本にクーデターが起こり、


僕は政府の軍隊へ、


彼女は反政府ゲリラへと進む。


軍の命令はテロリストの殲滅、


僕は何も考えずにそれに従った。


平和なんて言葉はとっくに失い、


同じ人間を、“粛清”する事が、


未来に繋がる事と信じた。


“自由”なんて台詞もとっくに忘れ、


来る日も来る日も、


フルオートの引き金を弾いた。


そして誇りを忘れた僕は、何も気づかないまま、


再び戦場で、


彼女と出会ってしまった。




僕は、朝靄を挟んで銃を向ける、


彼女に二度、引き金を絞った。


血塗れになりながら、


天を、仰いだ…



ねぇ、また…


逢えると信じてた。


どんな世の中だって、


温もりは変らないよね?


微笑んで彼女は、


天を、仰いだ。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



僕が学生だった頃、活字の蟲で、その中でも、村上龍氏の『愛と幻想のファシズム』がバイブルとも言うべき作品でした。



第二次世界大戦に敗戦した日本はそのプライドも、独立精神も忘れ、大国の属国と言っても過言ではない状況になってしまった。


そんな折、世界的な恐慌が起こり、世界中の国家が次々に倒産しかねる状況となってしまう。


経済的な不自由を科せられ、奪い取られてなお大国に尻尾を振るしかない日本に、


トウジと言う独裁者が現れ、『狩猟社』と言う名の政治団体を立ち上げる。


武装集団『クロマニヨン』とハッキングチームをバックに使い、政権を潰し独裁者となって日本をアメリカ、ロシアと並ぶ社会的イニシアチブを獲得する…


つ~、かなり乱暴にはしょったが、お話なのね。



んで、日本しっかりせぃよ!!的な、ナショナリズムの塊のような物語が最高に好きで、ボロボロになるまで読んだんだけど、最後はトウジの右腕のゼロが自殺して中途半端に終わるのね。



その頃にはクロマニヨンも軍隊的な規模になってて、合法、非合法問わずに武力行動を行ったわけなんだけど、



この曲は、その下っ端の下っ端の、名も無き若いクロマニヨンの隊員を、テーマにしてみたのです。



すっごい大きな時代の流れの渦の端っこに飲まれて、何を掴んで、何を失うのか。



あえてその心のうちに入り込まない事で、



もしも現実に僕達が戦わねばならぬ時が来てしまった時、




俺はどうするのか?


戦うのか?


戦わないのか?


逃げるのか?


何を守るのか?


誰かの為に戦うのか?


故郷の為に戦えるのか?


なんて事、考えた事ってあるかい?


ってのを、問いかけてみたつもりです。




…答えなんて、ないし、誰にも、出せないんだけどね。