full of love..50 | 櫻ふぶきのつぶやき

櫻ふぶきのつぶやき

ペースがばらばらのお話ブログです
嵐さんのLOVEを
お名前をお借りして書いています

BL要素を含んだ表現がございますので

そぐわない方は

お読みになりません様・・。

お願いいたします

宝石赤宝石赤宝石赤

雅紀がベッドから消えた。

 

居なくなったというより

消えたと表現するほうが

しっくりくる

 

ふと窓辺を見ると

 

青い・・そう数日前の朝のような青い何かが・・・。

 

今度は空か・・。

 

俺は窓を開けて

確かめた

 

「えっ・・・?

小人・・・?」

 

手招きすると

窓から入ってきた

 

小さな…小さな

こいつは・・。

 

智君からそれとなく聞いていたことがある

 

『水源地にね

不思議な生き物がいるんだよ

小人?っつうか

なんか鮮やかな翅生えててさ・・・』

 

そんなの

本気にしていなかった

 

だけど

『雅紀』と飯食いに行ったとき

 

『あの子・・・雅紀君?

よく似てるけどね

なんか妖精ちゃんだね

翔ちゃん、気づいてる?

俺…水源地であったことあるよ』

 

帰り際にそう言った智君

独特の感性を持った智君・・。

 

俺は。

わかっていた。

雅紀だけど雅紀じゃない

 

でも認めたくなかった

『雅紀』を雅紀と思うことで

雅紀に対する罪悪感を

持ちたくなかった

 

『翔さん』

と俺を受け入れた『雅紀』

 

最初は本気で雅紀だと思ったんだ

 

その『雅紀』が俺の目の前にいる

 

不思議とその『小さな姿』を受け入れていた

 

やっぱりかわいい。

それですげぇキレイ

 

世界中の青を集めたような

美しい翅・・・

 

青い翅…何かを思い出しそうな・・。

 

小さな雅紀の声は聞こえない

聞こえているけど

何を話しているのか

声が小さすぎて

わからないんだ

でも。はっきりわかる

話していること。

 

『心に話してるんだ』

 

そんな不思議な現象も

普通に受け入れていた

 

『帰る』

というこいつを引き留めた・・・

引き留めて

どうするつもりだったのか

俺にもわからない

 

俺は・・・

 

『泣かないで・・・

翔さん…』

 

えっ・・・?

俺が泣いてる?

 

 

 

From・・・Sho

乙女のトキメキ  乙女のトキメキ  乙女のトキメキ

ふぶきです~

おは翔ございます

 

最近。

過去に書いたお話に

いいねをいただくことが多くなりました

うれしいです

 

テンションが上がる・・・

 

私の読者さんは本当に

優しい・・。

 

早く体調が整って

以前のように

ペースを保って書きたいな・・。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました