日本はカウンセリングに関する機能が
かなり遅れていると思う。
子供から大人まで、心の病の発病やその
進行を抑える為に、国の制度として
早くに設置すべきだ。

心の病が問題なのは、癌や疾患と異なり
家族どころか全く関係ない他人に危害を
加える恐れがあるところにあると思う。

思春期に自ら保健室に通える子は
意外と問題などは起こさない。
ちゃんと自分から、ヘルプや弱さを出し
治したい気持ちがみえるからだ。

それとは異なり、自分の殻に閉じこもり
普通とは明らかに、何かが違う、どこかが
おかしいと感じさせる子がいたりする。
周りは避ける選択をし、当人は更なる
孤立へと追い詰められる。
これは大人社会でもよくある事だ。

家庭や学校担任は、もちろん何かのアクションを起こしただろうし、面接や指導もしたのだろう。

だがこういう事件が起こる事を考えると
少人数での狭い閉鎖的な解決方法が
その病んだ心の正しい導きになっていたのか
とても疑問に思う。

指導者とはっきりと区別した、専門の
カウンセラーを教育の場に置く。
サインを出している子はもちろん、全員の
生徒に定期的にカウンセリングの機会を
持たせる。
特定の子供だけという、差別感を作らない。
多くのカウンセラーの養成や研究会も
国で支援する。

そしてカウンセリングの利用が
誰でも違和感無くして出来る将来が
くればいいと思う。
心の健康の為に。
こんな悲しい被害者を作らぬ為に。