昔、親友でアメリカ人のトムというやつがいた。トムとは日本で知り合った。アメリカ人男としてはシャイなやつだったが彼はある晩、近所のクラブで夏子という女の子と恋に落ちた。偶然にも夏子は同じ大学出身の子であった。俺は彼女を少し知っていた。彼女はいつもメイクをバッチリしていて着けまつ毛に髪はクリクリ巻いていて、まぁ見た目は浜崎あゆみっぽい雰囲気であった。しかし友人の間で夏子はかなりの外人ハンターで有名であった。一瞬、「トムにはあまり合っていないなぁ」と思ったがトムが日本人の彼女が出来たとよろこんでいたので「まぁ、いいんじゃねーの」と思っていた。


ここで個人的に言わせてもらうと、日本人の女の人のメイクで変身技術は世界一だと思う。ソニーやホンダの技術力を超えて世界一番だと名言できる。というのも僕は世界をバックパッカーとして回って色々な国の女の人を見てきたが日本人の女の人くらい人工的な顔をみたことがない…確かに外国人の男たちが「かわいい」というのも無理はないと思う。しかし僕はいつも日本に帰るたびに一種の違和感を覚える。というのもあまりにも人工的なのだ・・・。


とここでトムの悲劇に戻る


ある日、トムがションボリして俺に話してきた。


トム「夏子なんだけど・・・」


俺「どーよ?最近は」


トム「先日、夏子の家に夜泊まりに行ったんだ。」


俺「フムフム」


トム「そして夏子が洗面所に行って顔を洗っていたから後ろから脅かしてやろうと思ったんだ。」


俺「フムフム」 (俺は「トムは背後から彼女に抱きついてキスでもしようとしたんだなぁ。憎いねーアメリカ人の男は・・」と思っていた。)


トム「そして夏子が顔を洗っている背後にこっそり行って"ワッ"と肩を叩いたわけ・・・すると夏子がさっと顔を上げたんだけど





鏡には


























Maria Stead
"Marilyn Manson"


マリリンマンソン





写っていたわけ・・・。」




トム (゜д゜;)))))))


そして驚かすはずのトムが





"オーマイ ガーット!!!!!!!"




と驚いてムンクの叫びのように叫んでしまったらしい・・・・。


しかしトムが驚くのも無理はない。実際、トムは夏子のメークした顔しかしらなかった。(夏子は眉を自分で書いていたし、そりゃマリリンマンソンに見えてもしかたない・・・。)結局、彼らはお互いにウマが合わないとわからり数ヶ月で別れてしまった。


話は元に戻るが僕の彼女はメークをほとんどしない。だけど僕は素顔のままの彼女が好きだ。やはり自然美が自分では好きな気がするし、メイクが全てではないと思う。でも自然美を追求する欧米の女の人がモデルになっているブランドを買いあさり濃いメイクをばっちり決める日本人は少し皮肉かもしれないとふと思ったりもします。



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