酷暑もやっと終わりが見えてきたように感じます。今夏はプールも旅行も行かなかったという方も多かったかと思いますが、そのわりにはサロンに足を運んでくださるお客さまが絶えず、ほっとしています。
ところで、シュガーリングかワックス脱毛か、みなさんはどのように選んでいますか?
10年近い経験を積んだワクサーでありシュガーリストでもある私は、この二つは明確に使い分けて、お客さまにとって最適な脱毛方法を提供できるよう心がけています。
そのためにはお客さまとのカウンセリングをとても大切にしてきました。
そんなカウンセリングの途中で、ちょっと面食らうようなシーンが最近何度かありました。
「ワックスは肌がぼろぼろになると言われた」
「ワックスだと毛が途中でちぎれる」
「シュガーリングのほうが痛くないと聞いた」
「シュガーリングは短い毛でも取れるらしいから、カミソリで剃って数日経ったので予約した」
うーーーん‥
私に言わせれば、これ、すべて間違いです。
正しいワックス脱毛であれば、肌にダメージを与えません。表皮剥離や内出血、ヒリヒリ感が長い間続くということはおこらないのです。
同じく正しいワックス脱毛なら途中でちぎれることはありません。熟練のワクサーならばしっかり毛根から引き抜くことができます。
毛切れさせるのは失礼ながら残念サロンだからではないでしょうか。
シュガーリングと言えども毛を抜く行為に違いはありません。痛みはワックスと大差ありません。
シュガーリングだから短い毛が抜けるわけではありません。ワックスでも同じくらい短い毛をグリップして引き抜くことが可能です。
シュガーリングがワックスに比べて短い間隔で施術できることから生じた誤解ではないかと思われます。
むしろカミソリの自己処理を繰り返した方やシェービング後まもない方(=肌が乾燥して硬く、剃り跡の毛がツンツンしている状態と考えられます)なら、私はワックスのほうをお勧めしたいと考えます。
シュガーリングにはシュガーリングの良さがあり、ワックスにはワックスならではの優れた点があります。片方を下げれば、もう片方が上がるというわけではありません。
大切なデリケートエリアのケアは、信頼できるサロンにお任せください。
そしてワックスでもシュガーリングでも、ご予約を考えたらその日からカミソリでの自己処理はストップなさってください。
きれいな仕上がりのためには欠かせないポイントですよ。