妻沼聖天山春季大祭の準備をして、尚且つ前日はケアハウスの夜勤勤めで寝不足や
疲れが溜まり少々体に負担が来た。眠気もあるが当日はリハ稽古通り参加剣士が頑張って日頃の鍛錬成果を披露した剣術・居合道と試し斬りをお伝えします。
国宝「歓喜院聖天堂」 熊谷市内に配られたチラシ 仁王門を潜ると正面が本堂
午前9時より石舞台では、お琴やフルート、二胡の演奏やベリーダンスが踊り
賑やかな演目が続きます。中でもベリーダンスはカメラマンが群がり舞台を撮り囲います(驚きましたね~)
人気のベリーダンス 聖天山は昔も桜の名所で有名 縁結びの「えんむちゃん」と
演武前に記念撮影 「夢想返し」の威嚇場面 飛ぶ技「破図味」
午後15時~無外流居合兵道奉納演武開始です
基本形一、二・居合形・膝の悪い方でも出来る座技を立ち技に変換して、前列を座技の演武、後列を立ち技演武して立体的に違いを見せ分かりやすく説明、演武します。
剣術形「喉を突く」 間合いを測り斬る「居合形」 剣術形の間合いと捌き
(剣心会&無外流ではリアル剣術・居合を目指し出来るだけ実践剣技を理解して
頂くために間合いを詰めて斬ります。斬られ役も上手に再現できればと思い、武士らしく前かがみに倒れます。仰向け後ろ側に倒れるのは「恥」とした当時の考え方を
取り入れました)
次は人気ある「試し斬り」の演目です 居合形「円要」▼の試し斬り
両剣士の「風車」▲のように袈裟切りを回しながら二回、三回連続斬り
この袈裟斬りから始まる斬り方ですが、出来るだけ居合形で再現し、わかりやすい
剣術・居合形をお見せしようと上記「右側写真画像」は居合形「円要(えんよう)」
の形で振り向きざま抜き打ち逆袈裟で斬り終え、二の太刀の真向斬りに入る寸前の
正面写真です。この二の太刀は理合いでは真向斬りですが演武試し斬りは右袈裟切りで連続斬りを終えます。この形は代表的立ち技の形で「胸尽し」同様、理合いの説明で実演形動作を説明しております。試し斬りはその円要の形を試し斬りで実証して
見せることにより「斬れり居合」を実践し研究して参ります。
対敵を前に居合わせ座った状態から右逆手逆袈裟で斬り、真向斬りで斬り伏せる
内伝の技をアレンジして、実演、試し斬りで実証、実戦する
(※内伝の技を上下わかりやすく角度や実演を補足して同じ形を説明しています。)
①逆手逆袈裟で右手で斬り ②左手を添えて巻藁を斬る ③斬り伏せて説明
① 同上の逆手斬り 真正面で諸手が入る ② 同上②の場面
上記の形を角度を変え解りやすく編集してみました。
①逆手で右手片手で逆袈裟で②敵の左脇を斬る ③真向で斬り伏せる形動作
「なぜ、右手逆手片手で脇を斬るのか?」というのは
このシチュエーションは、敵意の無い座り方で私が刀を右手に置きます。
敵が座っていますが、いきなり上段から私を斬りにかかります。
この場合右手に刀を置いていますので、(通常は左側から刀は抜き放ちます)
瞬時に斬りかかって迎え撃つには、右手に置いてある鞘を後方に飛ばし、右手逆手で斬る方法しか間に合いません・・・(この技を実演し実践して演武しています)
二太刀目の試し斬りの巻き藁が斬れませんと切腹者ですね~(笑)
というわけで演じて説明しないと、何をしているのか?わかりませんですよね~
この演じている居合形を、今度は斬って見せているわけです。解説(御終い)
居合形の説明と実践斬りは非常にわかりやすいと好評で
今後も見学者に分かりやすくリア剣術・居合道を実践・研究して参ります
どうぞ宜しくお願いいたします。応援にいらした方々に感謝と
この聖天山春季大祭付祭り実行員会、並びに関係各位に御礼申し上げます。
「ありがとうございました」
石舞台にて大般若法会 稚児練供 神輿が境内に入場