2017年7月29日の東京新聞の11面に 男性学が専門の社会学者である田中俊之氏のインタビューが載っていました。

 

一部抜粋します。抜粋した部分は青字の斜体にしています。

 

長時間労働が前提の職場では、育児や介護を理由に短時間勤務をする人がいる一方で、時間の融通が利くと思われがちな独身者が割を食っているという反発があります。

昨今の「共働き家庭中心」の言説も気になります。待機児童問題など、共働き家庭のために社会が動いているように見えると、独身者の不満が生じやすい。行政の男女共同参画のキャッチフレーズにありがちな「男も女も、仕事も家庭も」もダイバーシティ(多様性)の観点からすれば大問題。結婚して子どもがいる人が、仕事を家庭を両立しようという文脈だからです。

五十歳まで一度も結婚をしたことがない人の割合を指す生涯未婚率は男性23%、女性14%(2015年)。独身者、シングルマザー、シングルファーザー、性的少数者(LGBT)を含め、ダイバーシティの方向で進めないといけない。

 

ダイバーシティがよくわからなかったので、Wikiさんに聞いてみました。

 

ダイバーシティ・マネジメント(Diversity Management)とは、個人や集団間に存在するさまざまな違い、すなわち「多様性」を競争優位の源泉として生かすために文化や制度、プログラムプラクティスなどの組織全体を変革しようとするマネジメントアプローチのことである。

 

多様性ね~

そうねぇ。

なんか、頭のいい(ずる賢い)人、声の大きい人、押しの強い人、権利意識の強い人が得をして、そうでない人が損をするという構造を、きれいな言葉で表現しただけという感じがする。

どうも「みんなが幸せ」というイメージが湧かないな。

なんでそう思ってしまうんだろう?

 

それから、田中氏の中では、子どものいない夫婦は、独身者と同じくくりのようです。結婚しているけど子どもがいないという人のことなんて、わざわざ取り上げる必要もないけどさ・・・。確かに、時間的制約という意味では、独身の人と同じかもしれないし。

でも、多様性とか、大きなことを語るなら、障害者とか、持病があって働く人とか、そういう人のことも入れて欲しいです。紙面の都合もあるかもしれないけど。

 

まあ、それでも、「独身者が割を食う」とか、「独身者が不満を持つ」とか、そういうことを真正面から挙げてくれる人は少ないので、こういうことをきちんと述べてくれて、ちょっと嬉しかったりします。

短時間勤務ができるのは、それをフォローする人がいるおかげだよね?もっと、アピールして欲しいよー!

 

以前は、

 

「子育て中の人を助けるのは、私にできる、広い意味での子育てなんだから、文句を言わずに頑張ろう!」

 

なーんて思っていた時期もあるけれど、今はもう、そんなふうには思えないです。

 

1歳の子を預けて働いている女性職員が、こんなことを言っているのを聞いてしまいました。

 

「うちの子、あんまり熱出さないんですよ。この間、やっと熱出したと思ったのに、インフルエンザじゃなかったんですよおドンッインフルエンザだったら、一週間休めたのに。」

 

すみません。申し訳ありません。こんなことを言う人のフォローはしたくありません。

 

私は、私のために生きたいな。

誰かの犠牲になりたくない。

(私は、ボランティア精神のかけらもない、心のせまい人間です・・・)

 

 

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