私が投資に興味を持ったのは、2008年頃でした。リーマンショック後で、日経平均株価が7000円ぐらいだった頃です。
今、日経平均株価は22000円を超えています。9年で3倍になりました。
これだけ株価が上がれば、適当に株を買っていてもそれなりに儲かるわけでして、ネット上でポチポチするだけで、元のお金を2倍に増やすことができました。
9年間で2倍にしたと聞くと、「すごい!」と思う人もいるかもしれませんが、私としては、「やっぱ、素人だから失敗したな。」と思っています。
だって、株価が3倍になったのだから、本来は3倍になっていないといけないんですよ?
ビビりなので、途中で売ったり買ったりしてしまったため、2倍にしかできませんでした。「あ~あ」って感じです。
今後の株価については、「どんどん上がり、日経平均株価が30000円を超える」という予測もあるようですが、大きく下落するリスクもあります。
私は、「利益確定すべき」と判断し、このタイミングですべての株を売りました。
実は、「9月に株価が暴落する」という予測を出していたアナリストもいたんです。その頃に売るつもりだったのですが、何となくタイミングを逃してしまいました。
まあ、結果的には、そのおかげで利益がたくさん出たんですけど、私の読みは完全に外れていたわけでして・・・・。
この9年間、読みが当たった時もあれば、外れた時もありました。投資を始めた時期が良く、順調に株価が上がったおかげで損はしませんでしたが、そうでなければ、確実に損をしていたと思います。
主婦ブログをチラチラ読んでいると、株式投資をしている方、結構多いんですね。
簡単に儲かるということは、簡単に損をするということだ、と気づいているかな、と心配になります。
「ファイナンシャルプランナーが不安要素を言っていないから安心」とか書いているのを読むと、「そんなの簡単に信用したらダメだよー!!!」と、叫びたくなってしまう・・・。
私は「個人投資家は損をする仕組みになっている」と思っています。
素人が相場を予測するのは絶対に無理です。
ギャンブルと同じです。
もしも相場を確実に予測できるなら、なぜ山一證券が潰れたんでしょうか?
今まで、バブルがはじけたり、リーマンショックが起こったりという事象を確実に予測できた人はいたんでしょうか?
もしも予測できていた人がいたとしても、その情報は個人投資家に届くのでしょうか?
さらに、仮にその情報を知ったとしても、果たして信じて売りに出すでしょうか?
株価が暴落したら、長い期間、塩漬けすることになってしまいます。マイナスになっているのを見続けるのは、結構辛いものがあります。
「あの時、売っておけばよかった。」と思っても、後の祭りなんですよね。
「億を稼いだカリスマ主婦」とか煽っている記事もありますが、そういうのは宝くじに当たるのと同じくらいの確率だと思っています。
それと、確定拠出型年金については知っていましたが、なかなか手を出せませんでした。
なぜなら、リーマンショックの頃、確定拠出型年金が元本割れして、途方に暮れている人達のニュースを見たからです。
60歳になり、やっと引き出せるという頃にリーマンショックが起こり、大きく元本割れしてしまうという悲劇・・・。
もちろん、株価がまた上昇するまで待ってから引き出せばいいのですが、それがいつ頃になるかは分かりません。
その印象が強すぎて、怖くてできなかったんです。
しかし、まあ、やはりインフレ対策として、現金だけで持っているのは不安だと思い、考えを改めました。
来年から、少額ですが、積み立てていくことにしました。
私は40代なので「つみたてNISA」、夫はまだ30代なので、「確定拠出型年金」にしようと思っています。
株については、日経平均株価が15000円以下になったら、また始める予定です。なので、しばらくは様子見です。
そりゃー、これからまた株価がどんどん上がっていったら、くやしいと思います。
もし株価が下がったとしても、長期保持していればいいだけなので、株主優待や配当金をみすみす諦めるのはバカなのかもしれません。
でも、リスクは取らない主義なので、これでいいんです。
私の投資についての考え方は、
「銀行預金の利率より増えればOK」ぐらいのスタンスで、
「株は現物取引のみ、信用取引やFXには手を出さない」主義を貫く予定です。
お金を増やすには、働いて稼ぐ方が確実に決まってます。
それに、お金はエネルギーなので、貯めることよりも、何にどう使うか考えるほうが大切だと思っています。
ランキングに参加しています。
よろしければ、応援のクリックをお願いいたします
ご覧にになっていただきありがとうございました