このブログを読んでいる皆さんは、「隣の家族は青く見える」を見ていらっしゃいますか?
私は見ていません。
「どうせ最後は妊娠・出産してハッピーエンドで終わる。」と予想しているので、なんか辛過ぎて見れないんですよね(まあ、気になるからネットであらすじは読んでるんですけど)。
何かで読んだ記憶があるのですが、不妊治療で妊娠できる人は30%ぐらいですよね?
それなのに、ドラマの中で無事に妊娠してしまったら、「不妊治療すれば100%妊娠できる」と世間が誤った知識を持ってしまうじゃないですか!
脇役でいいからさ、「ものすごーく努力したけれど、子どものいない人生になってしまった。」という人を出してもらいたかった、とか思ってしまう。
さて、職場の後輩(29歳)は、もうすぐ妊娠5ヶ月になります。妊娠経過は順調のようで、さりげなくお腹をなでている姿なんぞ見ると、何とも言えない切ない気持ちになります。
彼女は一昨年の私の流産も知っています。その時は仕事を替わってくれたし、本当に助けてくれたので感謝しています。
その彼女は、子どもがいない私に気を使うことはなく、嬉しそうにエコーの写真を見せてくれたりします。
変に避けられるより、ふつうに接してもらえるほうがありがたいので、これはこれでよかったなと思っています。
「生まれるの楽しみね~♪」と、私にできる最高の優しい笑顔を見せて言うと、
「でも、どんな子が生まれるか、不安なんです。」と。
まあ、私達は障害児・者を対象とした仕事をしているので、いろいろ知識があるもんだから、仕方ないかもね。
そして、言ってました。
「健康で生まれても、犯罪者になることだってあるから、もう、考えても仕方ないんですけど。」
そうだね。
思った通りに育つとは限らないけど、でも圧倒的多数の人は、問題なく育つからね。
子どもがいない人も少数派だけど、障害を持って生まれてきたり、不登校になったりして、子どものことで深刻な悩みを持つ人も少数派だから。
話は変わりますが、うちの病院は、来年度に大規模な改革を控えておりまして、大変になることが予想されています。残業が増えるのは間違いないですし、もう今からウンザリしています。
彼女は、産休・育休でそのドタバタに巻き込まれないですむので、私からみると、かなりうらやましかったのですが、彼女は「関われないのが残念。」とのこと。
えー、マジですか?
意外だったなー。
やる気のない私とは大違いだよ・・・・。
こういう前向きな人のところに生まれる子どもは幸せだろうよ、と思ったりしたわ。
でも、その一方でふと思ったことがあります。
彼女は、頭の回転が速く、何でもテキパキこなせる人です。なので、トロイ人、うまくできない人に対して、厳しい態度をすることがあります。できない人の辛さが分かんないんでしょうね。(私もかなり鈍くさい人間ですが、私は年上だからか、あからさまなひどい態度はされません。でも、ときどき冷たい視線を感じることがあるから、陰ではいろいろ思っているんだろうな・・・)
もしかすると、彼女は子育てをする中で、「どんなに頑張っても、うまくできない人の気持ち」というものを学習するのかもしれません。
まあ、わかんないけどね。
なんか、私ってやっぱり暗い。人生を暗いようにしか考えられないタイプだわ。
人のことより、自分のことを心配しろよ、ていう話なんだけどね。
またまた話は変わりますが、先日、ワタナベ薫さんのブログ記事をリブログしました。
私が、この記事を素晴らしいな、と思ったのは、「流産経験ありの子どものいない人生」を感情的にならず、爽やかに、まとめているところです。
そして、子どものいない人も、子どものいる人も、誰が読んでも傷つかない内容であり、どちらの立場の人も「よし、もうちょっと頑張ろうかな。」と明るい気分にさせてくれるところ。
そんな文章って素敵ですね。
誰も傷つかない、そして、前向きになれる文章。
きれいごとばかり言うわけではないけれど、私もそんなブログを書きたいな、とあらためて思いました。
最近、思うところがありまして、生活においての優先順位が変わりました。
ブログを書くよりも他にやりたいことがあり、更新の頻度が減っています。
やりたいことというのは、豊川稲荷でも願掛けしたことでもありまして、仏様に後押しをお願いしたので、私自身も精一杯頑張らなければ、と気を引き締めています。
今後も無理しない程度に細々とブログを続けていく予定ですので、よろしければお付き合いくださいませ。
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ご覧にになっていただきありがとうございました