先月28日のハロウィン夜会の後、夜半すぎの水木しげるロード。

 

 

遅い時間になると人の往来は耐えて静寂が訪れる。

 

 

それと同時に妖怪ブロンズ像の凄みが増して見える。

 

 

怪奇作家佐藤有文氏の著書『いちばんくわしい日本妖怪図鑑』によると、妖怪が出没する四つの時間帯がある。夜8時と10時半、夜中の12時、真夜中の2時だそうだ。魔力の強いものほど早い時間帯から出現し、弱いものほど遅い時間帯になってから出る。妖怪は夜気を吸えば吸うほどだんだんと魔力を備え、化ける超能力が強くなるからだそうだ。

 

 

夜中の12時をとうに迎え、午前1時を回って20分を過ぎた。

 

 

夜気をたっぷりと吸って魔力みなぎる妖怪ブロンズ像。

 

 

そのミリキに吸い寄せられ、迫力にむせ返る。

 

 

あゝ、楽しや、楽し。

 

 

境港の夏は暑く冬は寒い、深夜のロード散策は春か秋がよろし。