忘れもしない7/7
午前中はのんびりしながら、突然マックが食べたいと言っていたので、1人なら5分もかからないマックに杖をつきながら15分くらいかけて散歩ついでに行ってきた。
カルピスマックシェイクがあった。
甘いものが好きな彼は美味しい!って。
それが、彼が自分の足で歩いて行った最後の場所になる。
午後から急に左足に力が入らなくなる。
杖をつきながら自力で行っていたトイレも一緒についていくことになる。
翌日の日曜日には自力で起き上がることも難しく。
そして、7/9に緊急入院。
すぐに検査をするが、きっと放射線治療の副作用とのことで、大量のステロイド投与。
しかし、胸骨への転移が見つかる。
そして、全く歩けなくなり起き上がることも不可能となる。

私はすぐにセカンド・オピニオンにお世話になっていた有明の病院へ向かった。
急に転移して急に歩けなくなることはあり得ない。
見逃されたんだろうと。
実際、そうなんだろう。
国立がんセンターの泌尿器科のM医師はこちらの痛み、変化には毎回
気のせい!
様子を見ましょう!
と言う。
転移じゃないの?と聞くとふてくされてる。
その繰り返し。
私も油断していた。
余命2年を信じていたから。
抗がん剤、放射線が終わったら代替療法をするつもりだったから。