ビビりな私の胆嚢摘出手術 体験談② | さんまのシッポ

ビビりな私の胆嚢摘出手術 体験談②

胆嚢摘出手術を受けた体験を書いてみます。
手術を悩んでいる方、手術が不安な方の
参考になると嬉しいです。

【手術直後の辛い時間】
●手術室でいきなり名前を呼ばれた気がします。私は気持ちよく寝ていたようで「気持ちよく寝てたのに、、私なんで寝てたんだっけ?」と瞬時に思い、ぼんやり手術だった、、と思い出します。 
その瞬時、急に辛くなりました。

●なぜか手の震えが止まらない。寒い?と聞かれるが、声が出ない。なんとか振り絞って寒くないと答える。毛布をかけてもらうが、痙攣は止まらない。

●とにかく舌が乾いて、喉も、舌も、一滴も唾がない!!という感覚。舌が砂漠!!という感じで、舌が干上がりそうになって苦しい。息ができない。

●酸素マスクを無理やり自分で外し、まだ外しちゃダメと言われる。なんとか「息が、できない、、、」と声を出すと、外すことを許された!

●せーの!で持ち上げられ、病室用ベッドに移される。よくわからないまま、エレベーターに乗せられ、気づけば「病室に着きましたからね〜」の声。

●手が震える、、舌が乾いて息ができない、、とガタガタしながら訴えるが、熱はないので「精神的なもの」とのこと。病室まで付き添ったイケメン先生は、「僕はここで」。看護師さんは医師に「ありがとうございます」と一言答え、医師がいなくなる。がーん、、、( ̄◇ ̄;)

●看護師さんたちが2人世話してくれている。
「舌、、が、、乾く。苦しい。」と訴える私に、1人の看護師さんは、「お水飲めるまで時間かかるので我慢してください」とピシャリ。。
別の看護師さんが私に、「寒いですか?熱測ります」と聞いてくれたので、「寒くないです。舌が乾いて苦しい」と訴えると、、
「わかりました。舌濡らす物を今持ってきますね!」と動いてくれた!
そうなの!ありがとう!私、たぶん舌が乾いて痙攣してるの!(声に出せず心の声)と女神に見えました。

●母が呼ばれ、ベッドサイドに。母が棒の先にガーゼがついたものに水を含ませ、舌や唇を湿らせてくれたので、乾きからやや解放される。

●レントゲン技師がきて、ベッドの上でよくわからないうちにレントゲンを撮られる。撮影にあたり、体の下に固い板を入れられ、朦朧とした意識の中で不快で辛い。。固い。。2枚撮られて、終了し、この不快感は終了。

●その後、母がいろいろ話しかけてくる。母は自身が数回大きな手術の経験があり、手術慣れしてしまってるのと、腹腔鏡なんて大したことないという感覚なので、
「今はあなたはこういう状況なのよ」「思ったより短かった」「先生から悪性じゃなさそうと聞いた」など、ペラペラ話しかけてくる、、が、、声が出ない私、、。
「舌が乾く」「眩しい、、」と母に訴える。
眩しいというのは、私の病室ベッドは窓側でちょうど時間は正午で、強い日差しが術後の私に当たっていた。
母がブラインドを締めてくれたが、まだ眩しいと訴える私。この病院は設備が古いため、これ以上
ブラインドが閉まらない、、という残念な事態。
「眩しいのは手術の影響」と母に言われる。
どうにか声を出し、母に目の上にタオルを乗せてほしいと頼み、眩しいと騒ぎながらも日差しに対処。15〜30分した頃に眩しさが和らいだ。やはり眩しさも手術の影響だったのか。

●その後、気になりだしたのが、「お尻が痛い。ベッドが固い」という感覚。エコノミー症候群のような現象で、母曰く、術後一晩は仕方ないとのこと。。あとで聞いたら、この病院は古いので、ベッドが特に固いらしい。。

手術前夜はベッドに持参のバスタオルを敷いて、少し柔らかさを出していたが、手術終了とともにベッドが代わってしまい、敷きバスタオル無しに!!到底今日はタオルを敷くために体を軽く起こすのが無理なので、今夜は敷きバスタオル無しを悟る。手術前に、看護師さんにバスタオルを敷いてもらうよう頼まなかったことを後悔。。



結局、このあとは、このベッドの硬さと腰の痛さに一晩悩まされることになります。。
振り返っても、簡単な手術といえどこの日の晩だけはやはりキツかった。。
医師にも、精神的ショックだけと言われ、母もそんな感じなので、常に「私が大袈裟なのかな??」という感覚がありました。でもやっぱり辛いものは辛いし、看護師さんに甘えて辛さを訴えちゃえ!というのが、この時の頭の中でした。


つづく。。