どんなカウンセラーもキャリアコンサルタントも、自分の価値観や興味を持っています。

同じ心理療法やキャリア理論を使っていたとしても、誰一人同じカウンセリングはしないでしょう。

 

 

私の場合、カウンセリングに対してはこんな考えの傾向があります。

・カウンセリングのベースとなる基本の理論をしっかり使えるレベルまで学ぶ

・カウンセリングの学びはインプットとアウトプットがセットでこそ意味がある

・クライエントとして有料でカウンセリングを受ける体験をする

・定期的にスーパービジョンを受ける

・自分のレベルの定期チェックのために、資格試験を受ける

 

これって私のあたり前ですが、他の人にとっては当たり前ではありません。

ここに私のカウンセリングに対する自分の準拠枠が発動しています。

ですから指導時には、自分のこの準拠枠、思考の癖を確認して、のぞみます。

 

そして、クライアントにも、それぞれカウンセラーとしての思いや考えがあるでしょう。
 

・こうすべきなのに、どうしてやらないんだろう

・気持ちが分かりすぎて、どうしてあげていいのか分からない

・カウンセリングはクライアントに気づいてもらうもので、カウンセラーからアドバイスはしてはいけない

・キャリアコンサルティングは心理カウンセリングと違って、必ず解決することが大切である。

 

どれも間違ってはいませんが、これが正解という一つの答えはありません。

そして同じ言葉を発しても、クライエントにどう理解されるのか、解釈されるのかは、その人の性格や思考の癖によって違います。

 

ここを私たちは分かっているようで、分かっていないのです。

自分の言った一言が相手にどんな影響を与えているのかさえも。。。

 

タイプ別のカウンセラーの特徴が書かれた本が出ていて、それがとても参考になります。

それが以下の写真の右側の本です。

 

このように、タイプ別カウンセラーの特徴、タイプ別クライエントの特徴が書かれており、

これを読むと自分のしてきた対応でしまった!ということが結構書かれています。

 

 

どんなに学んで実務を重ねても、クライエントが何に悩み、何を解決したいのかは毎回違います。

カウンセラーやキャリアコンサルタントしてのスキルアップの一歩として、自己理解について深め、自分のカウンセリングの癖を知りましょう。