リリーッス!サオリリスです。
あれから(恥ずかしいポエムを詠んでから)、映画を3本鑑賞した。HuluとiTunes様様。引きこもりの強い味方である。
友人に『ワイルドスピード』を猛プッシュされ、ああいうのも嫌いじゃないし、観ようかな~っと思って再生したらなんか違った。
よく見たらコレ、
『ワイルドなスピード!」やん!!
結局『ワイルドスピード』も『ワイルドなスピード』も観ないで、違う映画を三本観た。
トガニは強烈だった。韓国光州の聾学校で起きた実話ベースの作品。"慈愛学園"では、校長や教師が、子どもたちに性的虐待や暴力を振るっていた。そこに新しく赴任した教師が子どもたちを守るため、裁判を起こす。子どもたちも、悲しみと羞恥心と苦しさに耐え、闘うけれど、結果は悔しいものだった。なぜなら"慈愛学園"は、警察も弁護士も判事も、被害者の子どもたちの親族までもを買収していたのだ。たった1年の刑期と6カ月の執行猶予で彼らは許されてしまう。救いのない、後味の悪い映画。
現実は厳しすぎる!!
唯一救いなのは、コンユがイケメンなこと。韓流スターに興味なかったけど、コンユ、いい。こうやって韓流好きマダムになっていくんだ、きっと。
弱者は永遠に弱者でしかいられないのか?あまりの理不尽さに怒りや悲しみがこみ上げる最低な実話だけど、映画としてはとても良い作品なので、ぜひ目の当たりにしてほしい。観たあと、ズーンとなり、動けなくなる可能性大だけど。
でも実はこの救いのない映画は、希望にもなった。なんと映画を観た人達の反響によって、この事件は再調査されることになったのだ。世論が国を動かして、映画が事実を作った。映画の中でなくて現実を。この映画はそこがなにより感動的なのである。
※トガニの後で観たベイマックスが、ちょうど良かった。