行ってきました。カムフロムアウェイ2回目にして私にとってはラストです。

 

今回は1階下手サイド前ブロック中程のお席。

前回は上手だったからバランスは取れているけれどもセンターからも観たかった・・・

 

今回は極力オペラグラス(双眼鏡)を使わず全体を観ることに。

でも結局浦井くん・濱田さん中心に観てるので見逃しているものはきっと多いww

 

アメンバ様に教えていただいた飲みの席でのカラオケシーン(言い方)、まり・けんがタイタニックポーズしてますよ!というの、完全に手前のキャストにかぶってまりおの一部しか見えなかった件wwww

でも教えていただいからこそ、かろうじてポーズとっているのが分かったので、やっぱりありがとうございました。

 

まったくもう!のシーンが好きってアメンバ様に言われて、あのシーンいいよね!って同意だったんですけど(2回ある)。

他にも元の英語の台詞どういう単語、言い回しだったのかな?と思うところがいくつかあるけど英語音痴の私は原典に当たれないっていうww

翻訳・訳詞されたお二方のご苦労話も聞いてみたい。

 

今回チケ取り段階で、チケットの高さにおののき、新劇場の具合もわからないのでとりあえず2枚購入して、結局増やさなかったのは、「満足度が高すぎて、私がリピして座席埋めるより、もっと他の人に観て貰うべきだ」といういつもの謎理論が発動しちゃったからです。

 

みつお・まりおコンビのアフトクでは、リピチケが、開演前に40枚・終演後に60枚、合計100枚以上売れたりしてました!というお話が司会進行Pから披露されてましたが(にやりと笑って円マークを指でつくって客席にむかって「持ってまんなー」というみつおさんww)。

むしろこれだけのキャストそろえたのに、開幕してそれだけチケットが残っていたのは、私同様「高けえ」と思って事前に枚数買わなかった・買えなかった人も多かったのかなと感じました(コロナ前に上演していたならきっと13500円だったよね、という勝手な決めつけ)。

2階席の最後列まで15500円は高いよなあ。普通に考えて。

劇団四季ってそう思うとやっぱり凄いと思うの(上演システムがまるっと違うから同列に語れないのは当然なんだけど、一番前の席と一番後ろの席であれだけ明確に価格差を設けてくれているので、2階席をあえて選択するという自由がある)。

正直今回の作品だと上から「も」観てみたい!と思うけど同じ15500円で、選べるならやっぱり1階の前のほうで観たい・・・となるわなと。

 

全員主役級の人だけ12人。

出演者みんな好きなんだけど、これだけのメンツそろえちゃうと、特に「推し」てる人の出番はきっと少ないよね・・・と思っていて蓋あけたら、推しが舞台上にいない時間のほうが断然少ないという、上演時間に比してコスパが良すぎた作品だったっていう。というか、コスパとかそういうものを超越しちゃった舞台でした。「推し」は観るきっかけに過ぎず、作品自体を堪能させてもらった!という舞台は実はそう多くない。もう、今の時点で年末に、今年の1本はカムフロムアウェイでした!って言ってる(書いてる)自分が見える。

 

きっと再演するんだろうけど、次にこのメンツ全員そろえての再演ってほぼ不可能だろうし(今の時点でスケジュール全部押えての再演ありきの今回ならわからんけど)。あれやこれやのホリの作品の再演を重ねるごとに、それは違うってキャストになっちゃうことも経験済みなので(個人的な感想です)、次観ることはないのかもなと思いつつのMY楽でした。

 

今日のアフトクで、どのシーンが一番好きですか?公演を重ねてきて変わった部分などありませんか?とふられて、みつおさんが、以前は安蘭さんと禅さんが中心になっている世界を止めてのシーンだと挙げていたそうだけど、今は濱田さんの私と空かなと。そこまでの話の流れからするとあのシーンは唐突に女性の地位とか権利の話が始めるので、え?と感じるかもしれないけど、あちらの演出家様?と話したときに、あれはあれでいいんだと。実際に女性の地位とか権利は突然・唐突に侵害されてきたから(意訳)的なお話をされて納得したとか。

 

私も作品通じてどこのシーンが好きと言われたらあれもこれもってあげたくなるけど、1つに絞れと言われたらあの濱田さんの歌がすごく好き。一曲の頭から終わりまでですごく物語が動いて感情が動いて、その人物のバックボーンが浮き上がる。そこから続く物語により大きな説得力と厚みが出る。

なにげにあのシーンで加勢する(言い方)、他の女性キャストの動きや表情も同じアクションしてても個性が出ててすごくいいんだよなあって(安蘭さんのちょっとした身のこなしが美しくて、粋でついついそちらに目が奪われんだが)。

 

まりおくんはキャストが一列にずらっと並ぶのは最初と最後?のところだけで。RENTのSeasons Of Loveみたいなって(その瞬間に、年齢高いけど今日のキャストでRENTやったらすごいだろうなとかどうでもいいこと考えた)。

私はここにいる、とリプライズであなたはここにいる、そしてお客さんにむかってあなたはここにいると呼びかける、そこがいいと。

良い舞台って、舞台の上から投げかけられたものにお客さんが影響されて呼応して循環する、そういう良い空気が出来ることがあると思うのだけど(個人的にはダディロングレッグズ、あれが一番そう)。カムフロムアウェイもそうかもなと思う。

 

あちらの脚本家様?が日本版カムフロムをご覧になったときに、柚希さんが○○語が出来る人~?と呼びかけるのに、日本でだけ客席がはーい!!と返事をすると、あれに驚いたと仰っていたとまりまりが肯定的に話していたのに対して、みつおさんが若干(お客に対してだからといって)調子に乗るなよ的に釘を刺すのがおもしろかったwww(表現はそのままではないです。あくまで意訳)。

リピーターになってくると先の展開が読めてくるので手拍子をしたり、ある種の反応をしたりいろいろあるんでしょうし、邪魔にならない程度にってことですよね。

今日もオープニングでエルファバ拍手的なものが起こったり、某シーンで手拍子が起こったり。

自然発生的に起こるのはそれぞれの自主性と節度に基づいてやればいいと思うのですが、前回私があえて手拍子を打たなかったら横の方がなぜオマエは手拍子しない的な雰囲気・圧を発しておられたように感じられ(たぶん被害妄想ではない)、手拍子をしないで観る自由もあるのだよと思った(それで十分私は楽しんでいる)。

以前全く別の舞台で、近くの席の方に、ここではこうやって~的な「お作法」をレクチャーされかけたというお話を聞いたことがあり、良かれと思ってのことかもしれないけど、放っておいてくれの自由だなと思った記憶。

 

橋本さとしさんは、いろいろやらかすようですが、それがわざと狙ってやるのでは無く、大まじめにやっていてやらかすそうでwww(分かりすぎる)

それが毎回みつおさんのツボをクリーンヒットしていくので、こらえるのに必死だそうで。

あのお祈りの歌のシーンは、みつおさんは限界ギリギリの中歌っているそうですwwwww

みつおさんはさとしさんに共演NGを出しているので、今後二度と共演はないそうですwww(もちろんネタです)

さとしさんを先輩というので、ああ、年齢的にさとしさんの方が上か!と。

そうなのよね。みつおさんって貫禄あるけど若いのよねって年齢今調べてビビった。え、さとしさんと一回り違うの!!!!

つーか、浦井くんと3つしか違わないのか!!!!!!!!(とどうでもいいことを調べてしまった)

 

個人的には今日も舞台上でさとしさんとみつおさんが絡んでいるの観てて、いやー、さとしバルジャン復活して、みつおジャベと共演とかしてくれないかなと、途方も無い夢をみてしまいました(みつおバルジャン好きだけど、みつおジャベールも好きなんだ)。さとしさんのバルジャン未見なので(私自身観劇歴15年程度で、さとしさんがバルジャンをしていた当時レミゼを観てなかった新参者なもので)。

東宝のエライ人どうにかなりませんかね。

 

公演前?にカンパニーに向けて、笑いを取りに行こうとしないこと!とみつおさんが一言申し上げるが、このカンパニーは3日経過したら忘れるとwwwww鶏ですかwwww

みつおさんいわく、自分やめぐさんは四季出身なので、変えずに維持していくことの大変さ(大事さと言い換えてもよいのか)を分かっているので、そういう一言を投げかけてもいいのかなということでと(言葉のチョイスはこのままではなくニュアンスです)。

みつおさんのアフトクとかホント初めてなので、こんな風に四季のことを口にされるのを聞くのも初めてで。

みつおさんって、四季の規格外の代表っていうか(言い方)、そんな風に感じているところがあったので、脚本やら演出やらを大事に「崩さない」ことの大事さをみつおさんの口から聞いて、無性に感動してしまったり。

 

まりおくんからも、時間をかけてブラッシュアップはしても変えないこと、変えてはいけないことがあり、「慣れ」ても、「慣れ」てはいけないこと、一公演一公演大事にしっかりというお話があって。

浦井くんの普段の言葉を思い出したりもしたり。

 

このカンパニーではあまり年功序列感がなく、役者間でのここはこうじゃないかとかいう指摘が結構行われていると。

みつおさんいわく、安蘭さんって普段は控えめというかごく丁寧に、軽く意見を述べるそうですが、お酒が入ると、「あなたあそこダメよ」とか結構ポンポン飛び出すというので、誰に対して?と問われると、禅さんだとかwwwww

で、禅さんはそれに対して「はい、はい」って聞いてるってwwww

情景が目に浮かびすぎるぐらい浮かびすぎて思わず笑い声が出そうになったwww

そしてみつおさんはそんな二人を眺めているのが大好きだとかww

 

今回初共演は誰?と問われてみつおさんは浦井くん、まりおくんはモリクミさんとさとしさんを挙げてたんだっけ?

まりおくんとみつおさんはマリーアントワネットで共演したけど、まりおくんはマリーを守る側、みつおさんはマリーを追い落とす側ということで、あまり接点というか交流がなかったねーとか。

 

大阪公演の男性楽屋は当初3・3で分れていたけど、多数決で間のパーテーション取っ払って6人の大部屋にしたそう。

東京では浦井くんとみつおさんが隣あっていたのでそこそこお話をするようになり(共通知人の役者の話や役のことなど)、仲良くなったと思ったのだけど、大部屋楽屋になってから、楽屋の端(浦井)と反対側の端(みつお)になって、距離が空いてしまいましたとwwwww(現在のテッパンネタだと思われますw)

多数決ってことは全員一致で大部屋にしたわけではなく、浦井くんは大部屋でない方を希望したんだろうなwww

まりおくんから、今日のマチソワ間、けんちゃんはホテルの部屋に戻ってましたwと言われてましたが。

悪い意味ではなくですね。浦井くんらしいかもと思ってしまった。

私の中で浦井くんは職人さん的な一面もあったりするので(伝わりづらい)。

 

今日のソワレで41公演目だったとのことで。

大阪は明日で千秋楽だけど、まだ愛知・福岡・熊本・群馬と残ってますねと。

ここまで誰一人欠けること無く上演出来ているけど、スタンバイキャスト4人が今日もリハをしっかりやっていて。

万一のときにも変わらず上演出来るように頑張ってくれていますと。

本当はスタンバイキャストも観て貰えたらいいんですけど、とスタンバイキャストさんの存在と努力に言及するまりおくんが大好きです。本当にまりおくんは素敵な人だなとお話を聞く度に思う。

 

まりおくんいわく、今回舞台セットに木があり、客席のシートが緑で、そこにお客さんがはいって、まさに大きな森のよう、的な表現をされていて。ブログにもロビーや座席の画像アップされてましたよね。

新劇場として2公演目だけど、ミュージカルの上演はこの劇場では初めてなんですよ!という情報もぶっ込んできて。

劇場サイドに対する配慮までしていて何から何まで出来た人だと思う。

 

そして最後のほうでみつおさんから。

この物語のこの町の人達は突然やってきた人達に寛容だったと(本当にそうだと思う)。

だからみなさんも、見終わって劇場の外に出てから、今日から、明日から、他者に対して寛容であって欲しい(的な)。

具体的に街には外国人観光客があふれていて(また観光客以外もいろんな人がいて、宗教・人種・国籍、そして日本人同士であっても)、いろいろと違うけれどもと。

不本意に違う空港、違う国に連れてこられてしまった人達と自ら進んで観光に来ている人達を同列に考えていなかっただけにはっとした。まあ現実問題として難しい面はいろいろあるんですが(ちょっと書きづらい部分もあるんですが、外国人観光客が増えすぎた故のトラブル的なものも身近にあったり、少し怖い思いをしたこともあるんで)、そういう視点を貰えたことは貴重でした。

観たものをただ観たものとして終わらせない心がけがあってこそ、か。

 

アフトクの内容は聞き違いや勘違いなども多数あるかと思います。

言葉のチョイスは完全意訳なんで、他と違ってたら他を信用してもらったほうがいいかと。

お話の前後関係はバラバラで思い出したものをつらつらと書いたので、その辺もご容赦を。

 

雑感として非常に頭の良いお二人でお話もお上手。

もっと話を聞いていたいと思う時間でした。

貴重なイベントをありがとうございました。

 

最後の群馬公演まで、皆さんお元気に完走できますように。