「人生が変わってしまう瞬間かもしれない、
とさえ思った。」
アクロス福岡シンフォニーホールで行われた大賀薬局プレゼンツ・クリスマスコンサートにソリストとして二胡で出演させて頂きました。
演奏は九州交響楽団の皆さん。
オーケストラとの共演は人生初。
それが、2000名満席のアクロスで、
九響さんと。
こんな幸せな事はありません。
拍が取りづらく悩んでいる時に、
「例えばピアノとのセッションは自転車の二人乗りのようなイメージ。
急カーブも機動力を活かしてパッと曲がれる。
それに対し、オーケストラは大きな船のようなもの。
急には止まれないし、進むのも少しずつ。
その波を掴む事。」
とアドバイスを頂きました。
波を掴む。
背中に感じる数十名の奏者の方々の音は、指揮者の方に導かれまるで一つの生き物のように駆けていくように感じました。
本番は頭が白くなり気づくと演奏を終えていました。
九響さんの演奏を間近で感じ。
強く想う事がありました。
二胡で活動をスタートしてからの約10年間。
道を切り開くために使った時間、
楽曲を生み出す時間や、進み方を考える時間。
移動する時間や、歌の練習の時間。
そして、二胡を手に取る時間。
全てが必要で大切で、手を抜いてきたとも思わない。
しかし、圧倒的なクオリティを目の当たりにした今、例えば5年先、3年先、明日、
自分がどうなっていたいのか、という事を見つめている。
そのために今、何を選んで日々を駆けるか。
掴むべき波を感じられるか。
本当に良い機会を頂きました。
最初は、オーケストラを背負って!なんてカッコいい事を言いたかったのですが、今回は完全に大きな胸をお借りする形になりました。
精進し、またご一緒できるよう新しい歴史を進んでいきたい。 そう思います。
今回、聴いていただいた皆様、
大賀薬局の皆様、
チャンスをくれた高島先生、
優しくして頂いた指揮者の松村さん、
九州交響楽団の皆様、
本当にありがとうございました!
共にソリストとして共演したオーボエの、
国崎祐未さん、岩崎香奈さん、お疲れ様でした!
今回感じた事、忘れずに心に刻み生きて行きます。
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