ちょっとばかり愚痴に近いかも。


被災地(避難所)報道は、地元の方言も分からずにインタビューする時間があるくらいなら、画面一杯にゆっくりと、被災者全員の顔が分かるような画面編成への配慮が欲しい。それだけでも被災地以外の人たちに安心と情報を伝えられる。現状では、福島や宮城の方言感覚が分かる人が、今流されている多くのインタビューの様子を見聞きしたら、いたたまれないだろう。


「なんでわざわざこの場面でこんなコメント求めるんだ?」


 しかも、


「このアクセントでこのボキャブラリー使ってたら、このおばんつぁん、相当ガオッテルはずだけどなあ…」という事態が続出している。(少なくとも私の見た限り。)


「おばんつぁん」は分かりやすいでしょうが「おばちゃん」、「ガオッテル」というのは「極度の疲労でどうしてもどうしてもヘナヘナ~となってしまうような状態」〔佐藤による説明〕。


せっかく映像という、様々な情報を凝縮して発信できる武器があるのだから、一次元的にしか情報を伝えられない音声文字列はこの際なくても良いだろう。(もちろん視覚・聴覚障害者の方への配慮は必要でしょう。)避難所の被災者の顔を!!


とはいえ現場のスタッフの判断で、この状況は大きくは映せないなあというケースもあるだろうから、せめて安易なインタビューは気をつけて、という注意と工夫ぐらいはぜひ求めたい。


こんなことに限らず、被災地域の言葉が分かるボランティア・スタッフはこれから不可欠になるだろう。