告知・
明日、１０月１７日水曜日に限定記事を公開します。
一日だけの公開で、あとはアメンバー登録者のみ閲覧となります
ミネコ、新たなメディア進出！のお知らせよ☆
どうかお見逃し無く～(^O^)/
☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*
元夫への色々な想いが、最近は映画のスクリーンのように
ただ流れるように思い出されるミネコです
悲しかったんだね…
切なかったんだね…
あれから３年しかたっていないのに
まるで他人事のようです（笑）
思い出しグアアーを除いては！！
美しい程の感傷的な気持ちから忘れていくようなミネコ
これって性格なのかしらー？あっはっは。
何度も何度もこみ上げては涙したことが嘘のようです
そう、今は引っ越してしまいましたが
元夫と暮らしていたアパートに住んでいた頃は
元夫との想い出を不意に思い出しては所構わず
涙ぐんで困ったのでした
まだまだ未練もあったんだろうね、情緒不安定…
もうすぐ出産というある日、病院の検診から帰るのに
歩いて帰れる距離でしたが、春先の小雨で肌寒く
バスを利用しました、
そのバス通りを眺めるとき、思い出が蘇って
胸が締め付けられるほど苦しかった
駅前のパスタ屋で…
元夫の機嫌を取るために
お昼を奢ってチヤホヤして
気を引いて…
でもパスタ屋から出ると
一言も口を利かなくなる元夫…
すぐ隣の薬屋前で…
不仲を心配してやって来たミネコの両親に
「子供も産まれるし、僕も家事を手伝ってミネコをもっと労りますよ」
と笑顔で言って見送って…
身重のミネコを振り向きもせずに早歩きで
さっさと一人で帰ってしまった元夫の後ろ姿…
横断歩道を渡った先にある居酒屋で
元夫の笑顔を取り戻したくて
オシャレしてデートに誘って…
食うだけ食ったらいきなり切れて
ミネコが泣くまで揚げ足取りをする元夫
あんな混んだ楽しげな店内で
泣きたくなんてなかった…
そこのはす向いのオシャレなバーで
やはりミネコを泣かした元夫…
そうだアノ店以来
もう元夫とは一緒に外出したくないと
心から思ったんだった…
ボンヤリ街がぼやけて見える
暖房の効いたバスの窓は
みるみるうちに露結していく
光が震えてまつげに絡まる
またこんな所で泣いている
妊婦が一人、窓を見ながら泣いているなんて
人に見られたら嫌だな…
見た人もギョッとして心配するだろう
どうか…
これはきっとマタニティブルーだから
見逃して…
わずかな道程を渋滞につかまって
泥のようによどんで流れるバス通り
思い出に合わせるような速度で
じりじりと緩やかに運ばれていく…
この瞳に蘇る景色は全て
元夫のイライラした後ろ姿と重なる
この街に来る前から
元夫はほとんど
目を合わせて話そうとはしなかった
彼は何を考えていたんだろう
何にあんなに苛ついていたんだろう
妊娠してからは両親を迎えた１日以外
２人で歩くこともほとんどなかった
角を曲がったリサイクルショップで
ふと手にした「パパ抱っこヒモ」
涙が溢れた
元夫はきっと
この産まれてくる子供を
一度も抱くことはしないのかも知れない
地面が足元から無くなって
暗く深い穴を感じる
もうすぐ大通り
クリーニング屋が見える
重たいお腹を抱えて
せっせと元夫の背広を持って
通った日々…
帰りには必ずその隣の和菓子屋で
和菓子ではなくケーキを買った
元夫はコッテリと生クリームが乗った
ケーキを食べるときだけ
嬉しそうにするから
でも…それも
出ていく前には
私からケーキだけ受け取ると
自分の机で背を向けて
食べるようになったんだ…
私に自分の何かを
感情すら見せることさえ
惜しい気持ちだったのかも知れない
もうすぐ子供が産まれるのに
子供と一緒に出掛けるのが
不安…
この道を泣きながら辿るの？
愛しい子供を抱きながら…
そんな母親駄目だ
神様
どうか私の一生の涙を
全て砂漠に降らせて下さい
そして砂漠を私に下さい
悲しみで溺れるよりも
干からびた方がいい
コンビニの前でバスを降りた
アパートは目の前
小雨模様の暗い空に
惨めに濡れたコンクリート
このアパートを初めて見たときには
あの日は青空だったから
薄いブルーでとても綺麗に見えたのに
アパートに背を向けて
坂を下りて小さな祠に参る
ある時ふと見つけたその小さなお社には
子育ての滝不動尊が祭ってあった
そっと手を合わせて
子宝祈願をしてからすぐに
子供が授かったのに…
人気のない祠の
太いけやきのご神木に
そっと抱きついてまた泣いた
広く伸びた枝葉は屋根のように雨を遮る
見上げた葉の色がハッとするほど
緑に輝いて美しい
暗い空の日は
わずかな日照を取り込むために
木々はなおも光り輝く
光合成だ。
いつかの父の言葉を思い出し
急に私の涙は止まる
このお腹の子供は
きっとこの滝不動様の子供なんだ
だから…
きっと何もかも大丈夫…
いつもその木の下で私は
平穏な気持ちを取り戻して
アパートに帰る。
あの時の、あの夢遊病のような気持ち
今は本当に幻だったのではと思えます。
あら、今回の記事は
何だかひどくとりとめがないわ？（笑）
まあ…それもありってことで
見逃して☆
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