Vol.175 「MOTHER GOOSE 102」


夏休みも終わったのに、なかなか気ぜわしくてブログの更新ができずにいたので、久しぶりの取組アップになりました。

今回のマザーグースは、子牛が出てきて小さい男の子をくんくんかぐという詩なので、「そんな風にされたらどうする?」と息子に尋ねてみました。
困った顔をしているので、「こわいから、逃げる?」ときくと、「うん。」とだけ言っていました。
子牛が近くにいるというのを想像できないのかもしれません。


8月から取り組んでいたので、時節柄もあり、戦争に関する絵本を読みました。

「よしこがもえた」たかとう 匡子/作
→この本は、今年の夏休みの本の帯コンクールの課題図書にもなっています。
娘に、「この本を読んであげようか?」と言っても、「こわいからいや。」と嫌がって、なかなか読む機会がありませんでした。
息子に絵を見せながら、文章をそのまま読まず(長い説明だと集中できないので)、絵の説明を簡単にして、読み聞かせました。
息子はまだ戦争ということが理解できていないようでした。
息子に絵本の説明をしていると、娘も読んでと言ってきたので、娘に読み聞かせました。
絵で戦争の悲惨さや、以前に読んでいる「はだしのゲン」のことも話しながら読みました。
頭に与謝野晶子の「君死に給ふことなかれ」の詩が浮かんだので、覚えていた最初の一節を、こんな詩もあると説明してみました。
(実家の父が詩が好きで、私が小学生の頃に家で詩の朗読カセットをずっとかけていたので、有名な詩のフレーズは知らないうちに覚えているのです。)
よしこがもえた
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「せかいでいちばんつよい国」デビッド・マッキー/作
→娘と息子に読み聞かせる。戦争で兵隊が倒れている絵もあるので、「死んでしまっている。自分が、こんなふうになってしまったらどうする?いややなあ。」と話しながら読みました。
息子は、絵本のたくさんの兵隊が行進している絵が、以前に「プレ基礎」の番組で見た「聖者の行進」と重なるようで、その歌を歌っていました。よく覚えていたもんだなあと、感心してしまいました。
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「せかいいちうつくしいぼくの村(えほんはともだち 40)」小林 豊/作・絵
→娘に読み聞かせる。美しい村の平凡な日を描いてあるのですが、最後のページで現実に直面させられる絵本。
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「へいわってすてきだね」安里 有生/詩
→息子に読み聞かせる。沖縄の小学校1年生の男の子の詩に、長谷川義史さんが絵を描いたもの。詩のリズムもよくて心に響く絵本。

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