「プラスチックモンスターをやっつけよう! きみが地球のためにできること」を、息子と一緒に読んでみました。

 

 

本は、人間が捨てたプラスチックで苦しんでいる動物たちのショッキングな写真から始まります。

地中海でプラスチックの古い漁業用の網に絡まってしまったアカウミガメ

沖縄でペットボトルのキャップを背負っているヤドカリ

(観光客は、ヤドカリが使う貝がらを持ち帰り、ごみを残していく。)

北大西洋でプラスチックのごみを間違えて食べたためにえさを食べられなくなり餓死したアホウドリの死がい

などなど

 

でも、一番ショッキングだったのは、あとがきにあたる著者からのメッセージでした

「(できるだけプラスチックを減らそうという著者のメッセージの)いちばんの理由は、プラスチックは、からだによくない化学物質が入っている場合があり、食べてはいけないからです。」

というものでした。

つまりは、知らないうちに、人間は食べてはいけないプラスチックや毒を食べてしまっているのです。

自分の知らない場所で動物たちが苦しんでいるから、プラスチックを減らさなければいけないというレベルの問題ではなく、(もちろん動物たちの問題もとても大事ですが)、自分たちの健康が危険な状態にあるから、プラスチックを減らさなければいけない段階にまで来ているのです。

 

レジ袋の有料化は、少しでもプラスチックごみを減らせる一歩になるかもしれません。

それだけでは足りないだろうから、自分の周りでできる「リディース・リユース・リサイクル」を少しずつでもやっていこうと考えています。

うちでできているのは、生協の製品を買っているので、環境のためにもまた味を損なわないためにも、牛乳やしょう油、みりん、マヨネーズ、ケチャップなどのほとんどの調味料の容器は、リユースされているガラス瓶を使っているということぐらいですが。

その他、プラスチック以外では、紙は、個人情報に気を付けながら、可能な限り廃品回収に回しています。

小さなことでも、すぐにやれることだけでも、何もやらないよりはよいと思っています。