色の話とマジック編みブレスレットだが・・・とビーズブレスレット完成 | SuTのレザークラフト&グラフィック制作ブログ

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ハンドメイドレザー&グラフィックSchritt-und-Trittのオフィシャルブログです。
商品情報や制作過程など、たまに脱線しながらSuTに関することを中心にまったーり綴っていきます。

美術の世界では
絵を上手く描くのは技術で後天的なもの。
しかし色彩はセンスで先天的なものと言われています。

つまり技術は教えられるけどセンスはムーリーって話です。

日本人はこの色彩感覚において優れていると私は思います。




例えば虹の話。

日本では虹の色は7色ってのが常識で、
でも世界を見てみりゃアメリカは6色、ドイツは5色、中国だって4色、
ペルーに至っては2色だっつーんだから。

まぁ7色って言うのもニュートンの虹の研究が受け入れられてのことで、
日本も昔は5色という認識だったらしいですが。




例えば海外輸入時の話。

某映画の主人公が被っている象徴的なカウボーイハットを
同じメーカーの本物を日本で売りたいとアメリカから知人が買い付けました。
色の指定は映画と同じブラウンで。

手元に届いたハットは確かにブラウン=茶色。
けど
焦げ茶もあれば薄茶もある、赤茶も緑茶も何でもござれ!ヽ(゚Д゚)ノ

並べてみたら、まーカラフル♪

文句を言ったら向こう方、

「ブラウンですが、何か?」

違いが分かりませんといったご様子でしたw





例えば色の名前の話。

日本の伝統的な色名だけで、ざっと465色。現代の色の名前なんて未だ増殖中なので
正確なところは分からないけど7000以上在るらしいっす。

伝統色だけに限って見てみても、
どれもコレもビミョー過ぎ!(゚Д゚;)
比較で何色って言うことは出来ても単体で見て言い当てるなんて私にゃ不可能ですw

けど微妙だけど違う色。
日本人の色へのこだわりが感じられる。
それが学名とかじゃなくて一般的に使われている色の名前なんだから。

「桜色」の着物が欲しいのに彩度のパキッとしたピンクが出てきたら

むぅ(-"-;)

ってなるよね。
私たちからしたら当たり前だけどそれって世界から見ると凄いこだわり。
ピンクはピンクじゃん、確かに。
けど全然ちゃうわっ!ヽ(゚Д゚)ノ







そう言えば、日本の伝統色名って何か情緒があって好きです。

例えばさっき出てきた「桜色」

「桜色」「薄桜」「灰桜」「桜鼠」とか

けどこうして知らない色の名前でも何となく色もそしてそれにまつわる景色や時間の流れすら
想像できちゃうのが日本語の伝統色名の良いところ。

桜色は文字通り桜の色。
桜が何となく想像出来れば、
薄桜はそれよりちょっと薄いんだなー、咲き始めの頃なのか淡い桜並木が脳内に。
灰桜は少しくすんでるんだろうなー、空が曇ってるんだろうか。
桜鼠は灰桜よりもっとくすんでるんだろうなー、花びら舞って地面に落ちたのかな。
とか思えるでしょ?

他にも、

「若竹色」「青竹色」「老竹色」

なんて竹の一生を見せてくれたり、



市川団十郎の「団十郎茶」
花川戸助六の「江戸紫」
尾上梅幸の「梅幸茶」
岩井半四郎「岩井茶」
松本幸四郎の「納戸色」

なんて時の人気歌舞伎役者が由来の色名があったり。

他にも色々。
なんせ465色あるからねぇ。





興味ねぇ?
余談はこんぐらいにしまーすwww







レザクラはこないだっから試行錯誤しているミニウォレット中断しています。

理由は先の記事にも書きましたが、
金具在庫切れ( ̄。 ̄;)

ホックがね、無くてね。
クリアーなケースの中に幾つか見えてたんで、まだあると思ったんですよー。

トコロガドッコイ

オスパーツの片方だけねぇ!(゚Д゚;)

ホックはオスメスがそれぞれ二つづつ、計四つのパーツで成っています。
打ち損ないがあったりしてこのパーツだけ数が足らなくなっていた(´д`)
気付かなんだ。

あるあるw


仕方ねーですから違うもんでも作りましょかね。
と言うことで、トンカントンカンとオラオラやって、
色止めやアンティックをヌリヌリ、フキフキして



こんな風にして、








こんな風に編みます。




はっ!(゚Д゚)

ホックがねー!







そーだよバカだよ(・∀・)



しゃーない、違うことしようwww

こないだのビーズブレスレットなら違うサイズのホックですので中断無しでいけますね。
よしコレにしよう!



コレですが、やっぱり裏の糸処理が見えているのが気になりますので
裏を貼ることにしました。

一度取り付けたホックを外し、

裏貼って縫います。



チクチクとなー(・∀・)

そうそう、シニューの縫いですが、縒ってから縫うやり方だとどうしても
クルクル~ってなっちゃうし、
縫い進めて行くうちに縒りの強さが変わってしまって一定しない。
色々やってみましたが結局従来の方法に戻っています。


後はコバ処理して




完成!






真ん中にレース
両サイドにインドビーズのゼブラレッドを二つづつ配置しています。






あー何か完成したの久しぶりじゃね?w




き、気のせいだい!(゚Д゚;)




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