金融機関の手続きの為 自転車で外出した。
天神は 母が元気な時二人で歩き回った街
バス停でたたずむ母の姿
ばったり会った時の母の笑顔
レストランでの会話
無頓着に着た私の服をなおしたり 
口癖 しぐさ などが 次から次へと
頭の中に浮かんでは消え 浮かんでは消え
とうとう 街のど真ん中で涙がにじみ出てきた。

頻繁に電話で誘ってきてたっけ

でも もう ママと天神に来ることはない

おばあちゃんが寝たきりだったから ママは親と出歩けなかったはず
私と出歩いて どういう気持ちだったのかな?
自分ができなかった親子デートを楽しんでたのかな?
ママは優等生だったから 弱音をはかなかった
悪口はいっぱい聞いたけど 、ね。
もっと ママの本音を聞けばよかったと後悔してるよ