（つづき）

 

怒りも、健康法になるという話をしています。

 

「怒りは、マイナスの感情だから良くない
マイナスの感情は、マイナスのものしか引き起こさないので、体が壊れる」
こんなことが、通常は世間で言われます。

どんなルールもそうですが、「8対2の法則がハマる」と考えて良いです。
「例外のないルールは、ない」と言うことです。

つまり、怒りといういわゆるマイナスの感情を持っても、

それが体に残らないような発散の仕方が出来るなら、良いのです。
ただし前回書いたように、しぶり下痢ならぬ、しぶり怒りだと、

マイナスの感情が発散できません。

いつまでもじくじくと残ってしまいます。
こうなると、体や心を蝕むに至ります。

しぶり怒りの場合は、

その人が持っている価値観や、物事の考え方に、根深い原因があります。
ここまでじゃない怒りは、すぐに発散ができます。

なので、健康法になることがあります。
 

 

怒り。
つまりは感情です。
これも本気で感情を出すと、体が本気の反応を示します。
本気の反応とは、腰が入った反応です。

具合が悪い状態とは、簡単には言えば、「腰が抜けてしまった状態」です。
（もちろん回復しやすい抜け方と、回復しにくい抜け方もあります）
だから、抜けた腰が、入り始めると、

具合の悪い状態から具合の良い状態に変わるのです。

比較的回復しやすい腰の抜け方ならば、感情を本気で出すと変わるのです。

もっと簡単に言えば、

「本気で物事に取り組めば、腰が入るので、体調が回復する」

ということです。



なかなか本気になるという事は、人間無いのですが、
アドレナリンがドドバドバ出る位に本気になるのは、

手っ取り早いのは、怒りです。

 

「ふざけるな！！　もう世話にならん。自分でやる！！」

みたいな感じで怒ると、腰が入るので、

それに伴って体がバリバリと回復してくるのです。

別の見方をすれば、
「本気になるのは、怒りじゃなくてもいいよ」と言うことが言えます。
だから、本気でカラオケを歌ってると、やはり体調が良くなります。

私などは開店前、本気で開店準備、掃除などしていますので、
多少体調が悪くても、準備作業をする中で、体調が整ってくる状態です。
人間の健康のポイントは、本気なんです。
それが時に、怒りでないと本気にならない人もいるので、

そうした人が怒らせると良いのです。

（安易にすると、恨みを買うだけで、人間関係が壊れますので要注意です）

だから、怒らされたからといって、相手を責めるのは間違いだと言う事ですね。
何事もそうですが、メリットと、デメリット必ずあります。
本気で生きるメリットは、健康面においては、かなり大きいです。

 

喜怒哀楽を十分に等分に受け取り、それらを活用して、

人生の彩りを豊かにしていくことこそが、私達の役目だと思います。

 

 

 

（怒りの力でも、健康になれる　　完）

（感謝）
　　　　
　　

　
セルフ整体道場・新宿天心會 　　吉田直樹　拝
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