40代の時ということですから、
2010年代かもしれないですね。
薬を使わない精神科医という人がいます。
Mさんかな?
多分、私も会ったことがある方だと思います。
何でもそうですが、合う人は会うし、合わない人は合わないんですね。
松浦会長の場合は、「仕事を辞めなさい」と言われ、
Mさん?の所を辞めて、自分の仕事は辞めずに治しました。
しかしこれは、社長業、会長業だからできることです。
結局、薬では治らず、自分で腹を決めて、「治した」とのことです。
だけど、「暇になると、また鬱になるかもしれない」と言っています。
鬱に、はまってしまう人は、本当にはまってしまいますからね。
彼の場合は、上手くエネルギーをコントロールしていると言うことだと思います。
大事な点を、松浦さんは示してくださっています。
「これ、考えてもしょうがない」
「違うものに対して、動いていこう」
とすることです。
そうなんですよね。
「今関わっているものを、止めなさい」
「違うものを、しなさい」
この違いですね。
この2つのセリフは、結果は同じ状態に至るものなのですが、
相手に対し、どこを指し示しているかは大きく違います。
これで、意味合いが変わってきますよね。
「辞めた後に何もなし!」では、「次は、あてなし!」では、
今関わっているものを、止めるということが、できないです。
これは、松浦さんでも、私でも、誰でも同じです。
しかし今の状態から、違うものをするのであれば、
松浦会長としても、移行しやすいですね。
例えば、
私は政治的には評価しない人ですが、
整体協会の会長でもあった、元総理の細川護照さん。
彼は政治に嫌気がさして、陶芸の道に進みました。
それ以来、一切、政治の世界には関わっていないので、
なかなか見事な断捨離ぶりだと思います。
この点は、高く評価しています。
普通じゃない、精神力ですね。
松浦さんのようにエネルギーが高い人は、
袋小路に入ってしまうと、どうしても大きな事故を起こすに至ります。
小さな小径に入ってはいけないタイプなんです。
私が鬱の方を見ている限り、皆そうした人ですね。
そのエネルギーは消すことができないので、他に振り向けた方が良いのです。
他に振り向ければ、やはりエネルギーが強い分、治る速度も早く、
治る深さも早いものです。
小さな小径でエネルギーを発するのではなく、
大きな道路に戻って、エネルギーを発することを選んだ形です。
さらっと述べられている松浦会長ですが、
私的には結構、深い所を話されているように思いました。
なかなか参考になります。
(感謝)
吉田直樹 拝