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三菱一号館美術館で
「バルテュス 最後の写真 密室の対話」展覧会
2014年6月7日(土)~9月7日(日)
もうすぐ始まります。

バルテュスが
老齢のため、デッサンが難しくなったので
絵画制作用に撮影したという
ポラロイドの展覧会です。

上野の「バルテュス展」を見に行ったときに
10万円くらいで、このポラロイドの写真集が売られていましたが、
上の写真のように、肌も露わな少女のポラロイド画集。
中には、下着を少しずつ下ろしているポラロイドもあったりして、
デッサンのためとはいえ
ポラロイドだけ見たら、ドイツあたりの
ロリータ趣味のポルノグラフィーのよう。

とても、80歳から92歳のおじいさんが
撮ったとは思えないほど、
艶かしい写真ばかりでした。
川端康成の「眠れる美女」の世界なのでしょうか。


確かに芸術性は高いし、
アーティスティックだけれども
衝撃的な内容であるのは
間違いないでしょう。

「わたしは物の精神、
わたしが目にするとおりの
現実の美を伝えるための絵画を
創造しなければならなかった」
(by バルテュス from コスタンツォ・コスタスティーニ著『バルテュスとの対話』より)

ポラロイドカメラはある意味、絵画よりも
生々しい目であるかもしれません。

バルテュスの目から、
世界がどのように美しく見えていたのか
早く見に行きたいです。


くわしくは
三菱一号美術館HPを。

「バルテュス展」の記事は
こちら