人と人の繋がりは

片方のみの欲求だけでは

成立しない









片方だけが強く

想っているだけでは

到底 成り立たない









相手を想う二つの心のバランスが

大きく崩れると


片方は 不祥と禍患に蝕まれ

もう片方は 気鬱と悔恨に

苛まされ


繋がる糸は彎曲化し

脆く引き千切れてゆく















それを回避するためには

どうしたらいい?













お互いの気持ちを尊重し

お互いの喜びや幸せを

お互いの苦しみや悲しみを

分かち合う









まるで 誓いの言葉 のよう








けれど

あくまで

理想の域を超えない言葉
























自分が 後悔したくないから

相手の

不可解な時間に気付かない






自分が 失望したくないから

相手の

無関心な言動に耳を塞ぐ






自分が 幸せになりたいから

相手の

真の姿を探そうとしない



































失望したくない

後悔したくない 




だから未だに

相手の全てを

理解し受け入れることを

躊躇している










失望されたくない

後悔されたくない 




だから未だに

自分の全てを

曝け出す勇気がない













欲求の塊の心でしか

私は 人を 愛せない







私の愛は

無償の愛 ではないのだ















こんな身勝手な愛を

受け止めてくれる誰かが

存在するのだろうか













愛されたい

幸せになりたい












私が思っている以上に

私は

誰かに愛されたいのだ