避難生活では、体調を崩しやすい。
過ごし方によっては、重い病気を招くこともあるので注意が必要です
避難所などで長時間同じ姿勢をしていると起きる可能性があるのは
肺塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)
ふくらはぎの静脈などに血栓(血の塊)ができ
それが流れて肺の血管を詰まらせる病気です
車中で寝泊まりする場合はより気をつけなければならなりません
阪神大震災の時も避難所に入れなかった方が車内で避難生活し
エコノミー症候群で亡くなった方がたくさんいました
新潟県中越地震では少なくとも6人が死亡したとされています
「車中泊は長くて3日にとどめ、寝るときは座席を倒して、足を体より低い位置に置かないようにして」と専門家は話されてます
2~3時間に1回は10~20メートルでも歩くことを勧められています
トイレに行くのを控えるために水分をとらなくなる人がいますが
血栓ができやすくなるため、のどが渇く前に水分をとる必要があります
寒暖の差がある今の時期は、低体温症も心配されます
体温が通常よりも下がることで体のバランスが崩れ
脳や心臓などの機能が低下することで起きます
重度になると意識を失ったり、血圧が低下して不整脈が出たりし、命にかかわることもあります
赤ちゃんや高齢者、糖尿病などの持病がある人には、周りの人が保温に気を配って頂きたいです
厚生労働省の指針では
ぬれた衣服は脱いで毛布にくるまるなどし、体温を保つとする。
体温を上げるために栄養や水分の補給が必要としている。
余震が続くと、地震でもないのに地面が揺れているような感覚になる「地震酔い」を訴える人も出てくるかもしれない。
余震への不安などのストレスも原因になりますので
深呼吸してリラックスすることを心がけて下さい
まだ救援物資が行き届いておらず
不自由な避難生活を送られているかと思います
しかし、もう少ししたら
一気に救援物資が届き始め
今度は過剰在庫で対応に困る位届き始めますので
あともう少しだけ、頑張って下さい
支援の輪がドンドン広がってますので
もう少しだけ待っていて下さいね
⭐️ 追記 ⭐️
熊本地震による断水に伴い
九州地方整備局では
熊本港内で、船舶から飲料水の提供を行っています
※利用時は、飲料水を入れる容器をご持参下さい