「高速バスの運転手がサービスエリアでカレーライスを食べている」

こんなクレームがあるバス会社に寄せられました、という記事を読んだ。

 

バスの運転手が休憩時間にカレーを食べることの何が悪いのか?

乗客は運転手を何だと思ってるのだろう?

 

ある店での話

客「チョコレートドーナツ温めて」

店員「え、溶けますよ?」

客「いいから温めろよ」

店員「は、はい」20秒

客「溶けてんじゃねぇか、ふざけんなよ代えろよ」

店員「申し訳ありませんお取替えします」

とか

 

客「なんでエスプレッソのカップがこんなに小さいんだ!詐欺だ!金返せ!」

店員「お客様、エスプレッソはこのカップとなっており……」

客「じゃあ、エルプレッソを出してくれ」

店員「!?」

客「アルファベットもわからないのか!Lサイズのエル!エルプレッソ!」

店員「……」

 

ところで私がある店で弁当をひとつ買ったんだが、外ですぐ食べるので

店員さんに「箸をください」と頼んだのです。

すると店員さんが「箸は何本ですか?」と聞いてきた。

1人で買ってひとつの弁当なんだから箸は1つに決まってるだろ・・・って思いつつも

面倒だが「はい、1つです」と答えたのだが・・・

こういう経験みなさんもありませんか?

これ、ほんと煩わしい。

何が煩わしいって

「あなたは箸をひとつと言いましたね、ふたつじゃないんですね。

確認しましたからね。文句言われても私の責任じゃないですからね」という店員の防御だから。

客を信用してない、あとからクレームが来るのを見越してるやってるわけ。

弁当1つに2本の箸を欲しがるやつもどうかと思うが、それでも

二本欲しかった箸が1本しか入ってなかった!とか後から文句言う人が中にはいるのかもしれない。

そのほんのわずかの文句を言う人の存在のために、すべてのお客さんに対して

距離を作り、毎回毎回確認して防衛するのは実に不愉快でもったいないなと思う。

 

ずいぶん前にTwitterで

バスの運転手になって10年以上、一番辛いのはトイレの我慢。

いろいろあったけどこれより辛いものはない。飲まず食わずより出さずの方が辛い。

客からは「遅れてるくせにトイレか!殺すぞ!」と怒鳴られたこともある。

という投稿があった。

海外だと、こんな客は客ではなくただの失礼な人。

客としての一線を超えてるのだから

「ただちに降りろ!」「謝れ!」と返す。

それでも降りなきゃ警察を呼ぶ。

ところが

日本だと、「いちおうは乗客の人にこんなことを言われた、どうしよう・・・」となってしまう。

申し訳ありません、すぐ戻ってきます、勘弁してください

すいません、すいません・・・。

見知らぬ人であっても何かの縁があって乗客となり、いったんは関係が築かれた人同士では

どうも厳しく突き放すことができない。

こういう感情って日本人には特にあると思うのです。

お客さんにこういう客はいないはずだ、日本人は皆、それを不文律で共有してきた。

誰もが暗黙のうちに従ってるマナーがあった。

「成熟した」日本人であれば、そういうマナーを理解して従うものではあるけれど、

最近の「未熟な人々」はマナーを無視してそういうことを平気で破る。

スシローのしょうゆぺろ事件やへずまりゅうみたいな迷惑なヤツだ。

 

日本も海外のように

迷惑客やクレーマーに対しては

「お客様は神様」でじゃなく、ある一点を超えたらもう客ではなくなり

そういうクレームをつける者に対しては

拒絶したり怒鳴ることもある、そんな社会を当たりまえにしていく必要がある。

 

へずまりゅうみたいな客や 餃子マスク事件のホリエモンみたいなやつは

はじめから店側が出禁にしてもいいと思うし、それが許される社会であっていいと思う。